
【財務専門官とは】仕事内容やキャリアパス、国税専門官の相違点などご紹介
皆さんは「財務専門官」という言葉をご存知でしょうか?この言葉は、財務局と呼ばれる行政機関で、財政や金融のプロとして働く仕事のことを指します。今回の記事では、財務専門官の仕事内容やキャリアパス、国税専門官との相違点などをご紹介していきます。ぜひ、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
財務専門官とは?主な5つの業務と仕事内容
財政に関する業務
財務専門官とは、財政や金融のプロとして働く人たちのことを言います。
財務専門官は基本的に財務局と呼ばれる地域に根ざした行政機関で働いていますが、そこで財政や金融に関する業務に携わるのです。
業務内容としては大きく3つに分かれていて、それぞれ財政・金融・その他に関する業務を行います。
まず、財政に関する業務としてあげられるのが予算執行調査です。
これは社会保障や公共事業の予算編集に対してその使い方を見直す業務です。
屋さんが無駄に使われてはいないか、効率的に使われているかを確認します。
また、財政投融資も財務業務の一つです。
財務投融資とは国による長期、低利資金の融資や出費の活動のことです。
例えば地方公共団体が病院や学校などを建設しようとするときは財務局が財政投融資資金を貸し付けています。
国有財産に関する業務
国有財産を管理したり売却することも財務専門官の仕事です。大都市や地方都市を再生するための活動をします。
災害時には国有地に仮設住宅を建てられるように各自治体に無償で土地を貸し付けます。
このように社会や地域のニーズにあった分野で人々の安心につながるように国有財産を積極的に活用しているのです。
金融に関する業務
金融に関する業務としては、地域の金融機関の検査や監督をするといった業務が挙げられます。
どういうことかというと、
- 地方銀行
- 地域密着型の信用金庫
- 信用組合
に対して検査や監督を行い、金融機関の財務のリスク管理の状況や健全性をチェックしたり必要に応じては業務を改善するよう指導します。
このように金融の円滑化と地域密着型の金融を推進することで預金者を守っているのです。
経済調査に関する業務
地域の経済動向今どのような状態なのか、これから先どうなって行くのかを調査・分析し、地域に発信して行くとともに財務省に報告することも財務専門官の仕事です。
また、地域公共団体や経済団体、企業へ経済調査を行いそこで得た意見や要望を本省庁に伝達することで財政政策の企画立案などに寄与しています。
広報相談に関する業務
意見交換会や講演会、時には個別訪問などを行い地域との関わりの場を設けて財務省や金融庁の広報を実施します。
そこで意見や要望を聴き双方向の広報活動を展開することも大切な役割です。
さらに、学校の講義や各種団体の会合などに講師を派遣し、経済や金融、財政に関する説明や講義をしたりすることもあります。
このように直接住民の方と触れ合って、地域の意見や要望を国に報告することも重要な業務であると言えます。
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