
【ノーティスの意味とは?】正しい使い方や例文などご紹介します
皆さん、「ノーティス」という言葉をご存知でしょうか?ノーティス(notice)は名詞で「注目」「掲示」「通知」という意味と動詞で「気づく」「注目する」という意味があります。この記事では、様々なビジネスシーンで使用されるノーティスの正しい使い方や例文など、詳しくご紹介します。是非、ご参考にしてみてはいかがでしょうか?
「ノーティス」とはどんな意味を持つ言葉か
入社するとビジネス用語を耳にする機会が多くなります。
「アジェンダ」、「コンセンサス」など、ビジネス用語は英語をそのまま使うことが多いです。
そんなビジネス用語の中で連絡の際に使われる言葉が「ノーティス」です。
今回は「ノーティス」の意味や使い方をご紹介します。
英単語「notice」の元々の意味とは
「notice」は名詞で「注目」、「掲示」、「通知」という意味と動詞で「気づく」、「注目する」という意味があります。
ちなみに、派生した言葉に「notify」があります。
こちらは動詞で「通知する」、「通報する」という意味です。
よく聞く「ノーティス」の使われ方
ショートノーティスという言葉はよく聞かれると思います。
「(時間や期間が)短い」の意味の「ショート」と「通知」の意味の「ノーティス」をつなげた成句で、意味は「急な通知」、「締切直前の依頼」です。
この成句は「(at)short notice」として英語圏の方々にもきちんと伝わります。
「ノーティス」はビジネスでもよく使われる
語源が英語である「ノーティス」は、ビジネスの場面でも使われることが多々あります。
ここではビジネスで使われる「ノーティス」の意味についてご紹介します。
ビジネスで使われる場合の「ノーティス」の意味
ビジネスの場面でも英語の「notice」同様、名詞・動詞両方の意味で使われます。
「ノーティス」単体で使われる場合には、「通知」や「告知」といった一般的な英語の意味と同じです。
さらに「ショート」や「ポスト」などお知らせの状態や程度を意味する言葉をくっつけて使われることもあります。
ビジネス用語としてよく使う業界とは
海外メンバーが多い会社や英語を話す機会が多い会社、つまり外資系企業やグローバル企業が多い業界はビジネス用語として「ノーティス」を多く使います。
理由として、普段から英語由来のビジネス語を使った方が、そばにいる海外メンバーにも意味が通じて便利だからです。
日本語で話すとわざわざ言い換える手間がかかってしまいます。
プライバシーやIotに関係して使われることも
「ノーティス」はビジネス用語として使われるほかにIT用語としても使われます。
例えばプログラムから出力されるメッセージとして、Iot機器利用者へ注意喚起する取り組みの名前として使われています。
情報関係で使われる場合の意味とは
IT用語としての「ノーティス」は「順調に処理を行っていることの通知」として使われています。
そもそも一般的なプログラムは、動作中にさまざまな処理や結果の通知を記録しています。
これを「ログ(log)」と呼びます。「ログ」に通知されるものは一般的に「エラー(error)」、「ワーニング(warning)」、「ノーティス(notice)」の3種類に分けられます。
プログラムの動作中に不具合が発生した場合や不具合が発生する可能性がある場合に通知された記録は「エラー」や「ワーニング」と呼び、「ノーティス」とは呼ばないのです。
総務省が取り組む「NOTICE」とは
サイバー攻撃に悪用される可能性があるIoT機器の調査やその所有者への注意喚起を行う取組「National Operation Towards IoT Clean Environment」をその頭文字をとって「NOTICE」と呼んでいます。
総務省および国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)がインターネットプロバイダと連携して平成31年2月20日(水)から実施しています。
内容はIot機器に安易に推測できてしまうパスワードが使用されていないかどうかをNICTが調査して、結果をインターネットプロバイダに通知します。
そしてインターネットプロバイダがIot機器所有者に対して注意喚起をするという流れになっています。
実施している理由としては増加傾向にあるサイバー攻撃に対応するためとされていますが、内容が極端に言えば、各家庭のIoT機器に「侵入」することなので、これがプライバシーの侵害にあたる可能性があるなど波乱を呼んでいます。
「ノーティス」の正しい使い方と例文
ビジネスやIT用語などで使われる「ノーティス」についてご紹介しました。
細かい意味合いはさておき、おおむね「通知」という意味で使われていました。
それでは、日常やビジネスにおける「ノーティス」の使い方と例文をご紹介します。
日常やビジネスではこんなシーンで使える
やはり一番使われるのは「ショートノーティス」という言葉ではないでしょうか。
「急なお知らせ」や「納期が短い仕事依頼」という表現をしたい場合に「ショートノーティスで申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。」といった使い方ができます。
ほかにも「ノーティス」単体で通知物のことを指すので「今朝発表したノーティスをご確認ください」といった表現も可能です。
「ノーティス」を正しく使った例文
・相手先に緊急の依頼メールを送る時に「ショートノーティスで大変恐縮ではございますが、明日までにご対応お願いいたします。」と記述する。
・急な仕事依頼に対して断る時に「あまりにショートノーティスなので、ご対応できかねます。ご容赦ください。」と返事をする。
・何かしらの通知をする時に「来週の工事についてノーティスを出します。各自ご確認ください。」と連絡する。
まとめ
「ノーティス」の意味や使い方についてご紹介しました。
「ノーティス」はなんらかの連絡や通知をする時に使うことができる言葉ですが、ビジネスやIT用語など、場面によって意味合いが多少異なります。
場面に合った使い方ができるよう心がけましょう。
最後に、JobQで投稿された質問も併せて見てみましょう。
職場でよく使われるビジネス用語は何ですか?
私自身、カタカナのビジネス用語に詳しくないのですが、転職先でそういった用語を使う人がとても多いです。
正直、日本語でいいのに…と思うことが多いのですが、郷に入りては郷に従えということで、必死に覚えている最中です。
こんなに毎日カタカナ用語が飛び交う弊社は特殊なのかな…と思ったりもするのですが、皆さんの会社はどうですか?
良く使われている用語があれば教えてください。
カタカナ用語が飛び交うのはかなり特殊だと思います。
業界によっては、さらに英単語が飛び交うのが日常茶飯事で、私も覚えるのが付いていくのが必死です。 それに…続きを見る
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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