
【基本給が安い基準とは】メリット・デメリット、安い理由についてご紹介
基本給は賃金のベースになるものです。そのため、基本給が低いと全体の給与にも影響がでます。手取り給与を気にする人が多い一方、基本給を気にする人は意外と少ないのではないでしょうか。今回の記事では、「安い基本給」の基準やメリット・デメリットについて詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
「安い基本給」の基準値はどのくらい?
現在の基本給が高いか低いかを判断するためには、平均の基本給を知る必要があります。ここでは、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」を参考に、基本給の平均を紹介します。気になる人は自身の基本給と比較してみてください。
基本給の平均値は業種や職種によって異なる
基本給の平均は全体で約31.1万円です。男性は約34.2万円、女性は約25.8万円となっています。
基本給は業種や職種、そして企業によって異なります。一般的に、専門スキルを持つ職種や業種の基本給が平均より高い傾向にあるようです。具体的には、エンジニアなどのIT職種や電気・ガス・熱供給・水道業などのインフラを扱う業種が挙げられます。
一方で、宿泊業やサービス業、運輸業などは基本給が低い傾向が。もちろん年代や役職の有無、企業規模によっても違います。あくまで統計上の結果なので、参考程度にとどめておきましょう。
基本給の金額と生活保護の金額を比較
生活保護費は「健康で文化的な最低限度の生活をおくられるために定められている」金額が支給される制度です。地域による生活様式や、物価差による生活水準の差を踏まえて金額が決定されます。
たとえば東京で一人暮らしをしている30代の生活保護支給額は、10〜13万円ほどです。基本給の平均は31.1万円ですので、生活保護の金額よりは高いといえます。