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ステノキャプショナー 仕事内容

【ステノキャプショナーの仕事内容】集中力と国語力が大事って本当?

皆さん、ステノキャプショナーの仕事内容についてご存知でしょうか。あまり耳馴染みのないステノキャプショナーですが、日常生活で重要な役割を行っています。この記事では、ステノキャプショナーの仕事内容や将来性など詳しくご紹介致しますので、是非参考にしてみてください。

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ステノキャプショナーとは?

ステノキャプショナーという職業を知っている人はあまりいないのではないでしょうか。

言葉を聞いたこともなく、どんな意味なのか想像つかないという人もいると思われます。

あまり知られていない職業であるステノキャプショナーですが、実はとても重要な職業です。

国会やインタビューなどの現場で、発言を聞きながら特殊な文字や記号を使って記録することを「速記」といいますが、「ステノキャプショナー」の「ステノ」とはこの速記を指します。

そして「キャプショナー」とは「字幕」を意味する「キャプション」から来ており、「字幕を入力する人」という意味になります。

つまり、速記の技術を用いて字幕を入力する人という職業なのです。

 

ステノキャプショナーの仕事内容

具体的な仕事内容としては、主にニュース番組などの生放送のテレビ番組で、聴覚障害者の方や高齢者の方のためにリアルタイムで字幕を入力していくということになります。
 

字幕入力はテレビ局のスタッフが行うのではなく、字幕を専用に制作する会社が請け負い、その会社に所属するステノキャプショナーが専門家として行います。

番組を観ながら出演者の発言やナレーションを打ち込み字幕を作成していきますが、入力をする人が一人、校正する人が一人の二人一組で行うのがほとんどのようです。

入力方法としては、一般的なキーボードを用いる場合と、専用のキーボードを用いる場合とがあり、テレビ局によってどの方式を採用するかは違ってきます。

一般的なキーボードを用いて字幕を入力する場合には、出演者の発言を一語一句正確に入力しようとすると時間がかかりすぎてしまい、字幕表示が間に合わなくなってしまいますので、発言のおおまかな概要を打ち込むのが特徴です。

専用のキーボードを用いる場合には、特殊な入力方法でなるべく発言を正確に打ち込んでいきます。

ステノキャプショナーは、もし集中力が切れてしまい、字幕入力のタイミングがずれたり、発言を聞き逃してしまったりすると番組放送中の字幕がめちゃくちゃになってしまいますので、高い集中力が必要です。

また、国語力も求められます。

知らない単語が出てきたということがあってはならないため、日頃から新聞や本を読んで語い力を身につけておかなければなりません。

また、漢字がわからないということもあってはならないため、漢字についての知識も豊富であることが求められます。

 

ステノキャプショナーの将来性について

現在、ステノキャプショナーの給料はだいたい15万~20万円程度と言われており、一生の仕事とするのは難しいと言わざるをえません。

実際に、正社員よりはパートで働く人が多く、時給は1000円ほどが相場となります。

しかし、現在は活躍の場が主にテレビ番組でしかありませんが、医療、福祉、行政、講演会などさまざまな現場で聴覚障碍者の方、高齢者の方などを対象に字幕のサービスが期待されていることから、将来性が全くないとは言えません。

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