【パートを辞める】どのような理由が好ましい？伝え方や流れについてもご紹介

パートで仕事をしていたけれど、事情があって退職したいと考えると、まず考えるのがどのようにその意志を職場に伝えるか、ということです。

パートを辞める理由にはさまざまなものがありますが、実際の退職を決意し実行するには、それ相応の考えと準備が必要になります。

今回は、パートを辞める理由や、辞めるメリット・デメリット、実際の退職に向けての流れについてまとめてご紹介します。

人間関係

パートを辞めることを考える最も多い理由が「人間関係」ではないでしょうか。

職場における人間関係は、どの業種・職種でも問題になることが多く、深刻なケースでは職場いじめやパワハラなどが蔓延しているということもあるようです。

どのような職場でも、その度合いは違えど、コミュニケーションやチームワークは業務を進める上で必須ということもあり、人間関係で問題が生じると、その職場を辞めることを考え出すきっかけになるでしょう。

体調不良

職場での人間関係が起因する場合もありますが、体調不良も辞める理由としてよく挙げられるものです。

不慣れな作業によって、持病が悪化する場合や、突発的な疾病が理由で退職を検討せざるを得ないというケースなど、あらゆる状況が考えられます。

家庭の事情

体調不良と同じように、やむを得ない事情として挙げられる理由の一つが、家庭の事情です。

例えば、配偶者の転勤や両親の介護など、物理的に勤務を続けることができない状態など、本人の意志に反して想定外の状況であることも多くあります。

介護に関しては、今後の時代を鑑みると、社会的にも介護離職問題が大きな課題となると考えられます。

転職

辞める理由として比較的伝えやすいものとして挙げられるのが「転職」です。

就職活動のつなぎとして一時的にパートを始める人も多く、転職先が決定した段階で、そのパート先を退職するという流れもよくみられます。

どのような理由であれ、実際の理由を全て素直にいう必要も、嘘を付く必要もありません。

重要なのは、そのパート先に対しての感謝の気持ちとそのパート先に原因があるわけではないことを明確にするということです。

ここでは、パートを辞めたいと考えた場合に知っておきたい、辞めるメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

辞めるメリット

パートを辞めるメリットには次のような点が挙げられます。

• 煩わしい人間関係から解放される
• 給与が低いなど、条件面で満足していない労働環境から解放される
• 新しい職場を探すことができる

 どんな理由であれ辞めたいという考えを持つような労働環境に身を置くことはやはりストレスになります。

あらゆる意味で健全さを手に入れるという点で、パートを辞めるということがメリットになるといえるでしょう。

辞めるデメリット

辞めることで想定されるデメリットは、やはり金銭面にあるといえるでしょう。

次の就職先が決まっている場合であっても、給与支給のタイミングによっては、事前に生活に影響が出ないように準備する必要があります。

また生計を保つために、新しい職場を早急に探す必要があり、場合によっては家族の理解と協力がなくては、大きな問題になる可能性があるという点では、簡単に辞めるという判断ができないといえます。

ここでは、パートを辞めることを決意し、それを職場に伝える際のポイントについて確認しておきましょう。

1ヶ月前までに伝える

基本的にパートを辞めることを決意した際は、できるだけ早いタイミングで伝えるようにしましょう。

その職場によっては、人員補充が必要になることもあり、シフトが回らないというような状況になる可能性もあるので、遅くとも1ヶ月前までには伝える必要があります。

パートだから、と言って直前に言えばいい、というような無責任なことはあってはなりません。

まずは上司に伝える

退職の意志を伝える場合は、まず直属の上司に伝えます。

話しやすいからと言って、同僚や先輩など身近な人に先に伝えることで、何かのトラブルになる可能性もあるので、実際に同僚などに伝えるのは上司の了解を取ってからにしましょう。

また、直属の上司に伝える前に、人事部に話すというのは手続き上は全く問題ありませんが、その後退職までの流れを考えると、かなり居心地が悪くなる可能性もあるので、避けたほうがいいといえます。

ここでは、パートを辞めると決意してから退職までの流れについて確認しておきましょう。

退職の報告

退職を決意して最初に行うのが、退職の意志を直属の上司に伝えることです。

「退職願」を提出するということにも値しますが、そこで実際の退職に向けてのスケジュールや引き継ぎの大まかな流れなどを、上司と確認し合意するということが最初のステップです。

退職届の提出

上司への報告が終わった段階で、上司と合意した退職日付を入れた「退職届」を作成し提出します。

上司に提出し、上司から人事部へ提出される場合や、人事部への提出をする場合もあります。

退職の報告をした際に、退職届の提出先も確認しておきましょう。

業務の引き継ぎ

最後に、業務を行なっている現場での引き継ぎを開始します。

その職場によっては、後任への教育を一任される場合もありますが、その詳細やスケジュールは常に上司やチーム全体と進捗を共有しつつ、退職日までに全て完了するように進めていきましょう。

パートを辞めようと考え始めてから、そのメリット・デメリットを考え、最終的に自分にとって辞めることが最善だと納得した段階で、まずは直属の上司に相談することが、「退職手続き」のスタートと認識しましょう。

やりづらいことも多く、配慮すべきことが多いので、心身ともに労力を要する作業ですが、明確な意志決定と事前準備を行うことで、自分にとってはもちろん、パート先への負担を最小限にして退職手続きを進めることができます。

より健全に納得したキャリアプランやライフプランを実現するためにも、あらゆる決断をする上で、常にメリット・デメリット、そしてその決断を実現に要する準備を細かく時間をかけて行うことをおすすめします。