
【労働基準監督官になるには】仕事内容や求められるスキルについて
「労働基準監督官」になるには、難しい試験を合格する必要がありますが、「労働基準監督官」になることができれば、国家公務員でしかも社会的意義のある仕事をできます。そんな「労働基準監督官」になるにはどんな試験を受けなければならないのでしょうか?今回は試験の合格率や労働基準監督官に求められるスキルなどご紹介していきます。
労働基準監督官とは
皆さん「労働基準監督官」という仕事を知っていますでしょうか。名前だけを知っていてどんな仕事なのかを知らない人が多いです。
「労働基準監督官」についてご紹介させていただきます。
この章では、「労働基準監督官」の仕事や魅力をご紹介します。
労働基準監督官の仕事内容について
労働基準監督官は、労働基準関係法令に基づいて、事業場(工場や事務所など)に立ち入り、法に定める労働条件や安全衛生の基準を事業主に守っていただくよう、必要な指導を行い、労働条件の確保・向上と働く人の安全や健康の確保を図ります。
また、不幸にして労働災害に遭われた方に対する労災補償の業務を行います。
企業が労働基準関係法令の理解を深め、適正な労働条件の定着を図っていくことができるよう努めています。
労働基準監督官の1日のスケジュールをご紹介
労働基準監督官は、8:30〜17:00の就業時間です。
労働基準監督官の1日のスケジュールはこのようになります。
8:30〜9:00 業務開始。メールの確認や1日のスケジュール確認します。
臨検監督に行く場合は、その準備を行います。
9:00〜11:00 事業所(工場や事務所など)に臨検監督に向かいます。
安全に働けるか、法律違反がないかなど厳しくチェック、指導を行います。(2時間〜半日かかります。)
11:00〜12:00 他の臨検監督がない場合は署に戻り、現場での業務についての報告書の作成と、行政指導を記載します。
12:00〜13:00 休憩
13:00〜15:00 電話や窓口で労働者からの相談に受け答えします。
残業代が支払われないや、危険な環境で働かされているなどさまざまな相談が寄せられます。
15:00〜16:30 電話や窓口で受けた相談の解決を行うため臨床監督に向かいます。
16:30〜17:00 臨床監督の結果を報告いたします。
17:00 業務終了。
労働基準監督官の魅力について
労働基準監督官の魅力は、社会的意義のある仕事だということです。
なぜなら労働基準監督官は、事業主から残業代が支払われないや過酷な労働をさせられているなど、労働者に与えられた権利が脅かされる行為から守るため、事業主と労働者の間に入り問題解決を行っているからです。