【大卒の年齢について】海外の卒業年数や公務員の年齢制限について解説

自分がいつ小学校、中学校、高校、大学を卒業したか覚えていますか。そう聞かれて、すぐに答えられる方は少ないと思います。

いつでもすんなりと答えられるように、卒業早見表のご紹介と、計算方法をご説明するので、ぜひ参考にしてください。
 

卒業年早見表

平成生まれの卒業早見表をご紹介します。

生年月日が1月から4月1日までの方は早生まれとなりますので、それも踏まえて表にまとめてみました。

計算方法

卒業早見表をいつでも見られるわけではありません。

そんなときのために、卒業年をすぐに導き出す計算方法をご説明します。

1. 　生まれた年＋7（早生まれの方は＋6）
2. 　①＋6＝小学校卒業年
3. 　②＋3＝中学校卒業年
4. 　③＋3＝高校卒業年
5. 　④＋4＝大学卒業年

⑤は4年生大学で計算しておりますので、短大卒の方は＋2、博士は＋3などそれぞれの在学期間で計算してください。
 

卒業年齢の早見表や、卒業年齢の計算方法は分かりました。小学校は6年間、中学、高校は3年間なので計算をする際に年数も考えやすいと思います。

しかし、大学の場合、進学先の学校によって在学期間が違います。高校を卒業するのが18歳なので、進学先によって大卒の年齢がどうなるのか確認してみましょう。
 

4年制大学の場合

その名の通り4年在学期間があります。

• 1年生・・・19歳
• 2年生・・・20歳
• 3年生・・・21歳
• 4年生・・・22歳

4年制大学の大卒者の年齢は22歳です。
 

短大の場合

短大は2年制のところがほとんどです。

• 1年生・・・19歳
• 2年生・・・20歳

短大の大卒者の年齢は20歳になります。
 

専門学校の場合

専門学校はどのような学校かによって在学期間が違ってきます。1年制の学校もあれば4年制の学校もあるので、大卒の年齢も違いがあるのです。

在学期間ごとの大卒の年齢

• 1年制・・・19歳
• 2年制・・・20歳
• 3年制・・・21歳
• 4年制・・・22歳

もっとも多いのは2年制の専門学校です。
 

医学部の場合

医学部は6年制と他の大学と比べると長い在学期間となります。

• 1年生・・・19歳
• 2年生・・・20歳
• 3年生・・・21歳
• 4年生・・・22歳
• 5年生・・・23歳
• 6年生・・・24歳

医学部の大卒者の年齢は24歳です。

どの大学にもいえることですが、留年したらもちろん大卒の年齢も変わってきます。上記でご紹介したのは、ストレートに卒業までいった場合の大卒の年齢になります。
 

日本の大学は、もっとも長くて医学部の6年の在学期間がありました。よって、ストレートに卒業すると24歳が最長の大卒の年齢となります。

1年制から6年制まである日本の大学ですが、海外の大学はどうなのでしょうか。在学期間が長ければ大卒の年齢も変わってきます。

• アメリカ
• イギリス
• オーストラリア
• 韓国
• 中国

上記5ヶ国の大卒の年齢を見てみましょう。
 

アメリカ

アメリカは4年制の大学がほとんどです。そこは日本と同じであるといえます。

ストレートに卒業までいくと、22歳が大卒の年齢となりますが、アメリカの大学は4年間を過ぎてから単位を取得しても大丈夫です。

なぜなら、大学在学が4年以上かかる方も多く、それからの卒業になるので、大卒の年齢が22歳より少し上くらいになることもあります。
 

イギリス

イギリスの大学は3年制が多いです。

• 1年生・・・19歳
• 2年生・・・20歳
• 3年生・・・21歳

イギリスの大卒の年齢は21歳となります。しかし、必ずしもそうではありません。

アメリカとイギリスは、高校を卒業すると1年間を旅行や休暇に費やす方もいます。1年の差が出るので、大卒の年齢は22歳になりそうですが、それだけではないです。

イギリスの場合、大学入学時の年齢が22歳の方が多いので、実際の大卒の年齢は25歳ほどです。
 

オーストラリア

オーストラリアは、文系と理系で在学期間が分かれます。

• 文系・・・3年
• 理系・・・4年から6年

加えて、大学進学前に学習期間が設けられているので、オーストラリアの大学入学時の年齢は23歳ほどになります。

それから大学生活を送るので、文系の場合の大卒の年齢は26歳、理系の場合の大卒の年齢は27歳から29歳となるでしょう。卒業したときの年齢が高いといえます。
 

韓国

韓国は大学進学率が高い国として有名です。そして、韓国には徴兵制度があることもよく知られています。

韓国の大学は4年制ですが、徴兵は19歳になると行なわれます。高校卒業が18歳で、大学1年生の年には19歳になるので、徴兵の年数も含めて大卒の年齢を考えましょう。

徴兵年数は2年、大学は4年になるので、大卒の年齢は24歳ほどになります。
 

中国

中国の大学は、4年制もしくは5年制です。大卒の年齢は22歳から23歳ほどになります。

中国は日本以上の学歴社会だと言われています。大学に行かないという選択をすることは、その後の自分を取り巻く環境に大きく影響があります。

そのため、多くの人がより上位の大学を目指すため、大変な受験競争が起っています。
 

公務員になりたいと思っても、誰でもなれるわけではありません。公務員試験には、年齢による受験資格があります。

• 国家公務員
• 地方公務員
• 警察・消防・自衛官

上記の場合の、大卒の年齢制限を確認しましょう。
 

国家公務員

国家公務員は、3つの実施主体に分けられます。

• 行政府
• 司法府
• 立法府

大学院卒業者や社会人の年齢制限もありますが、大卒の年齢制限は30歳が多いです。
 

地方公務員

地方公務員は、都道府県により年齢制限が異なります。また、専門職や技術職など、就職する内容によっても年齢制限に違いがあります。

東京都の場合

• Ⅰ類A・・・31歳
• Ⅰ類B・・・29歳

愛知県の場合

• 行政Ⅰ、Ⅱ・・・29歳

上記のように分かれていますので、各都道府県の募集要項を確認しましょう。
 

警察・消防・自衛官

警察官、消防官、自衛官の大卒の年齢制限をそれぞれ見てみます。
 

• 警察官（警視庁）の年齢制限

• 消防官（東京消防庁）の年齢制限

• 自衛官の年齢制限

大学卒業したら何歳になる？

大学卒業の時点では満22歳が一般的で、大学卒業して新年度を迎えると満23歳が基本です。

また、短大卒業の場合は卒業の時点で満20歳、卒業して新年度を迎えた短大卒1年目は満21歳となります。
 

大卒1年目は何歳？

大卒1年目（新卒）は一般的に満22歳です。

また、高卒1年目は満18歳で、大学院の修士課程そ卒業した院卒1年目は満24歳、大学院の博士課程を修了した院卒1年目は満27歳になります。
 

日本の大卒の年齢は、進学した大学によって違ってきます。また、海外と比較すると、日本よりも大卒の年齢が上の場合や、日本とは違う制度などがあり、大変興味深いです。

国家公務員になるのには大卒の年齢制限もありますので、国家公務員を目指している方は年齢制限に気を付けて応募をしてください。

卒業年の計算方法を覚えておくと、履歴書を書くときなどに便利ですので、ぜひ参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。