
【定時の意味】帰るためのコツって?帰りやすい職場の特徴もご紹介
皆さん、定時で帰るためのコツをご存知でしょうか。この記事では、定時で帰れる人の特徴や、そもそも定時が何時のことを指すのかなどご紹介致します。また、定時で帰りやすい職場・帰りづらい職場についても具体的に解説致しますので是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
そもそも定時とは
「わたし、定時で帰ります」というテレビドラマがあるように、日本政府が進める働き方改革で残業を減らしワークラフバランスを重要視する動きが出てきました。
とはいえども、仕事が終わっていないのに定時であがることはできません。
「働き方新時代」では、どのようにすれば効率的に業務をこなすことができ、規定時間内で業務を終わらせるのかというのがポイントとなっています。
では一般的に「定時」といった場合には、何時の事を指すのでしょうか?
就業規則に記載されている勤務時間のこと
「定時で上がる」といった時の『定時』は、会社の就業規則に記載されている勤務の終了時間を指します。
定時出社・定時帰宅といえば、就業規則に記載されている勤務開始時間に出社し、勤務終了時間に退社することを指します。
入社する前は就業規則を見ることができませんので求人票に記載してある就業時間で確認ができますし、すでに入社を決めている場合は雇用契約書で就業時間を確認にすることができます。
主な定時は8・9・10時~17・18・19時
複業・副業をしている人や特殊な勤務体系(フレックスタイム制や時短勤務)でない限り、一般的な正社員であれば1日の勤務はおよそ8時間です。
8時が就業開始時間の場合は1時間の休憩時間を挟み17時まで、9時が就業開始時間の場合は18時まで、10時から就業開始の場合は19時が定時となるのが一般的です。
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定時で帰れる人の特徴
定時で帰っている人というのは多くの場合同じ人ではないでしょうか。
「あの人はいつも定時で帰っている」「残業しているところをあまり見ない」という人の多くには特徴があります。
仕事のスピードが速い
入社したて、まだ仕事を覚えていない人にはなかなか難しいことですが、定時で帰れる人は仕事のスピードが速い傾向にあります。
仕事の品質を高めることは大切ですが、スピードも大切です。業務Aを5時間で完成度100%にするよりは、2時間で完成度95%程度まで仕上げて提出してしまったほうが良いこともあります。
仕事の質の見極め・判断力が備わっている人は仕事のスピードが速く、定時で帰っている傾向にあります。
タイムスケジュール管理が上手
タイムスケジュールの管理は「効率」という点において大切な要素です。どの時間にどの業務を行うのかを精査することで、業務の効率が上がります。
関連部署との打ち合わせが10時から入っていて、取引先への資料作成及び提出・合意の取り付け、営業周り(2時間)、営業日報作成を1日に詰め込みたい場合、どのような順番で行うとスムーズでしょうか。
10時からの関連部署との打ち合わせ前に取引先への資料を作成してしまって提出しておき、打ち合わせをしている間や営業へ行っている間に取引先に内容を確認してもらえるとスムーズに合意を得られるでしょう。
もしかすると営業から帰ってきたら既に合意の連絡が着ているかもしれません。
また、営業周りに行く際も営業へ行く前日、あるいはその日の午前中にアポを取っておくと営業成績が伸びるかもしれません。
営業日報も事務所への帰宅の電車内でスマホ内に下書きを用意できれば帰社後の記入・入力時間も省略できます。
タイムスケジュールの管理能力や、業務効率を考えながら仕事をすることで定時帰宅を実現できる可能性は高まります。
定時で帰るためのコツ
なんとなく残業している人や、定時で帰りづらい雰囲気のある職場ではないのに「定時で帰りたいのになぜか残業になって定時で帰れない」という人もいます。
ちょっとしたコツをつかむことによって業務のスピードが上がりますので、是非参考にしてみてください。
仕事内容をリストアップしておく
1日や1週間単位でやらなければならない仕事内容をリストアップしておくと効率の良いスケジュール管理ができるでしょう。
別の日に行く予定にしていた2つの取引先が近いことに気づいて同じ日に回るようにしたり、隙間時間にやっておくとよい業務が見えてきたりなど、業務の組み合わせによって同じ業務をやっても短い時間で完了させることも可能です。
ToDoListなどで検索をすると、業務をタスクとしてリスト化するためのフォーマットなども出てきますので、適宜活用すると効果的です。
仕事の時短スキルを習得する
PCでのデータ入力業務が多い人はエクセルやワードのショートカットキーを学んだり入力を省略できるデータベースを構築する、より便利でスピードの速いソフトウェアを利用するなど、同じ業務をやっていてもその人の持ち合わせているスキル次第で時間を短縮できることもあります。
特に繰り返し作業が多い仕事において、時短スキルを身に着けると高い効果が得られます。
退社後の予定を立てておく
退社しても特に予定がないから「なんとなく」残業している人も多いものです。
そんな場合には退社後の予定を入れておくと、定時で帰ろうと無意識のうちに努力することになります。
「家族と一緒に夕食を取る」「友人と飲みに行く」「語学スクールで勉強する」「資格の勉強をするのに予備校に行く」「図書館に寄る」など、いろいろな理由を付けておくと帰りやすくもなります。
もし「なぜ定時で帰るのか」を上司から聞かれても、理由があればすんなり返してもらえることが多いため、この方法は定時で帰りづらい職場においても有効です。
定時で帰りやすい職場・帰りづらい職場
働き方改革がすでに社内に浸透している場合は「定時で帰りやすい職場」「定時で帰ることが当たり前な職場」ですが、逆に「定時で帰りづらい職場」も存在します。
定時で帰りやすい職場の特徴
定時で帰りやすい職場は終了の時間が明確になっている「営業時間内に来社するお客さんが存在する」職場です。
病院やスーパーマーケット、銀行などは例外的な場合を除き比較的残業が少なく定時で帰りやすい職場です。
また、交代勤務などで後を引き継いでくれる人がいる場合にも、引継ぎをしたらすぐに帰れる傾向があります。
定時で帰りづらい職場の特徴
定時で帰りづらい職場には以下の3つの特徴があります。
- 「長時間勤務=残業=美徳」という社風があり多くの人が定時で帰らない職場
- 上司が定時で上がらない職場
- 休憩タイムが長く充実している職場
1や2の場合には長時間勤務が常習化していて、定時で帰っている人があまりいない傾向にあります。
定時で上がろうとすると「仕事はこれからだ」等といわれて帰れなくなってしまうこともあるかもしれません。
3のようなケースでは充実した休憩タイムが長引き、業務の時間を押してしまっている場合があります。
やるべき業務が終わっていないので自然と残業をする人が増えてしまう傾向にあります。
まとめ
働き方改革が浸透してきた現在、各企業は長時間労働の削減と業務の効率化に必死です。
それと同時に多くの大企業で定時退社が進み「早く終わったら定時前でも上がっていい」などという企業も出てきています。
しかしながら中小企業では「仕事が多すぎて定時になんて上がれない」という場合も多いでしょう。
そのようなケースでは事前にしっかり予定を入れ定時で帰り続けることにより「定時で上がる人」というイメージ付けをすることも効果的でしょう。
ぜひ定時退社でワークライフバランスをとり生活を充実させてみてはいかがでしょうか。
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