
【新卒で車は購入できる?】どのくらいの収入が必要なのか解説
新卒で社会人として働き始めたばかり方で、車の購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。車を購入するには購入後の維持費なども頭に入れておかなければなりません。新卒で車を購入するのはどのくらいの収入が必要なのでしょうか?今回は新卒が車を購入するのに必要な収入やカーリースや中古車という選択肢についてもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
新卒で車を購入できるのか?
大都市圏であれば電車での移動が一般的であり、車の必要性は薄いかもしれません。
しかし地方で勤務する場合、車の必要性は非常に高くなります。
もし新卒で地方勤務の予定がある方は「新卒で車の購入って可能なの?」と思う方も多いはず。
そこでここでは新卒で車を購入できるのかどうかについて解説していきますので、参考にしてみてくださいね。
新卒は車の購入ができるほど収入があるのか
企業や学歴などによって新卒の年収は異なるようですが、概ね手取りで200万円前後であるという結果を厚生労働省が出しています。
学生の間に車を購入するための貯金をしていれば別ですが、そうでない場合、手取り年収約200万円の中から車の購入費や維持費を捻出しなければなりません。
それぞれの生活費によっても変わってきますが、少なくとも車を購入することで余裕のある生活はしにくくなってしまうのではないでしょうか。
※ 参考:平成29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給
新卒が車の購入にかけられる予算はどれくらい
一般的に購入する車の金額は年収の半分以下に抑えることが望ましいとされているようです。
車の購入費が高くなってしまうとその分生活が苦しくなってしまいます。
新卒の平均的な手取り年収は約200万円とされていますので、車の購入にかけられる予算は100万円前後であると言えるでしょう。
新卒の車の維持費はどのくらい
車には購入費だけでなく、維持費も必要です。
維持費には自動車税や自賠責保険、車検費用、ガソリン代など多くの項目が含まれています。
車の車種や使う頻度によっても維持費は変わってきますが、平均すると年間で40~50万円ほど必要となるようです。
車の維持費だけでも少なくない金額が必要になるので、新卒で購入すると生活が厳しくなる傾向にあると言えるでしょう。
新卒なら中古車も検討しよう
新卒で車を購入するのは少し厳しいと書いてきましたが、必要な環境におかれることもあり、どうしても必要でだという方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが中古車です。
新卒が中古車を買う利点とは
新卒が中古車を購入する一番のメリットは購入費が新車と比較して大きく下がるということです。
また新卒の場合、企業によっては転勤や異動によって車が必要なくなるといったケースも考えられます。
せっかく新車で購入してもあまり使わないうちに必要性が無くなってしまってはもったいないです。
それなら生活費に充てたり、自己投資に使用する方が長期的に見て良いと言えるでしょう。
新卒で車を購入する場合は将来を見据えて中古車にしておくことをおすすめします。
新卒はカーローンを組めるのか?
車をローンを組んで購入することも多くあります。
しかし、卒業したばかりの新卒でローンが組めるかどうか気になりますよね。
そこでここからはカーローンを組めるのかどうか、組む際のポイントについて解説していきます。
新卒はカーローンを組める?
カーローンには銀行ローン、ディーラーローン、自社ローンと大きく分けて3種類あります。
銀行ローンは金利が安いと言われていますが、審査が厳しいため新卒で組むのは難しいようです。
またディーラーローンは金利が高めに設定されている傾向にありますが、銀行ローンよりは審査が通りやすいとされています。
自社ローンとは中古車販売会社と直接ローンを組む方法で、金利が0であることが多いですが、頭金が必要になるなど最初にまとまったお金がなければ組めないこともあるようです。
自分の貯金額や企業の信用によってローンの組みやすさは変わってきますので、注意しましょう。
新卒がカーローンを組むポイント
新卒がカーローンを利用する場合に審査で落とされやすい要因として年収の低さと勤続年数の少なさです。
しかし保証人を立てたり、頭金を多めに準備をしておくことで審査を通りやすくすることはできます。
頭金を多く準備することで審査が通りやすくなるだけでなく、支払いがその分楽になるということもメリットです。
カーローンを組みやすくするためにも保証人や頭金を準備しておくと良いでしょう。
新卒で新車に乗りたいならカーリースがおすすめ
これまで中古車をおすすめしてきましたが、やっぱり新車に乗りたいと思っている人も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのがカーリースです。
新卒でも無理のない支払いが可能
カーリースとは簡単に説明すると、車を期間限定でレンタルするといった契約と言えます。
例えば、3年契約にした場合、3年後の車の価格を新車の価格から引いて、残った金額でローンを組むといった方法です。
もし3年後にまだその車を乗りたければ残りの残高を払って車を購入することも出来ますし、不要になれば返却することもできます。
新車全体の金額でローンを組まないため、新卒でも無理のない支払いでローンを組むことが可能です。
500万の車を買うにはどのくらいの年収が必要?
車の値段によってどれくらいの年収が必要になるのか解説していきます。
車両価格の相場は年収の半額を目安にしよう
まず車の価格は年収の半額が相場であると言われています。
また、車には購入費以外にも維持費が必要になるので、注意が必要です。
購入費を高くすればするほど普段の生活に支障が出てきてしまうので、生活費にどれくらいお金が必要か計算しておくと良いでしょう。
500万の車を買うのに必要な年収は?
車の購入費は年収の半分以内が望ましいとされていることから、500万円の車を購入するのであれば年収1000万円は欲しいところでしょう。
しかし購入費500万円があったとしても500万円の車は購入できません。
500万円の車にはETCやカーナビなどのオプション料金や消費税がかかってくるためです。
消費税を10%で計算するとそれだけで50万円、そこにオプション料金も必要になるため、500万円の車を購入しようと思ったら570~580万円ほどが必要になるでしょう。
消費税やオプション料金も考慮して車を選ぶことが大切です。
400万・300万の車を買うのに必要な年収は?
先ほどの消費税やオプション料金などの初期費用を考慮すると400万円の車を購入するために理想とされる年収が1,000万円であると言えるでしょう。
もし300万円の車を購入したいのであれば、年収800万円といったように、車の本体価格+αを考慮して必要な年収を計算するべきです。
しかしこれらの年収はあくまで想定の年収です。
車を購入するためにコツコツ貯金していれば、年収の半分以上の車を購入することもできるでしょう。
まとめ
この記事では新卒が車を購入する基準やローンについて解説してきました。
車には購入費と維持費が必要であり、大きな支出になるとも言えます。
人それぞれ年収や生活費、車への情熱は異なりますので、全てを考慮したうえで車の購入を検討しましょう。
この記事が車の購入を検討する際に役立てれば幸いです。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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