事業(というよりかは市場)は安定して推移するものと見られる。無限にマンションが供給されることは人口減少社会下において想定しがたく、そういった意味ではデベロッパー系の管理会社は今後苦戦を強いられる可能性がある(もっとも最近はデベロッパー系の管理会社もリプレイスに力を入れつつあるが)ところ、同社は独立系として他社からのリプレイスを多く受け入れてきた実績があるので、今後も安定して管理戸数を伸ばしていくのではないか。ただ、(主にデベロッパー系の)他社の不良債権的な物件に対しても手を伸ばして管理物件として取り込んでいく営業スタイルであるため、今後取り扱いが難しい顧客により構成される管理物件(厳密に言えば管理組合)の占める割合が高くなり、これらの対処を任されるフロントマンには、昨今の目まぐるしく行われている法改正に起因する業務量の増加も合間って、従来以上に高度なスキルが求められるようになっていくのではないか。