在外公館であると地域にもよりますが日本国内よりも手当が出るため生活に不満はありません。ただ、同じく駐在している民間の方に比べるとはるかに少ないとは思います。日本に帰国しますと、入省5年以上働いていますが手取りは15万円に届きません。同僚ともいつ手取りが20万超えるのだろうかと話すくらい給料は安いです。安倍政権以降税金が上がっており、実質賃金は下降一直線です。
上司の好き嫌いによる影響が一番大きいと感じています。在外公館では問題を起こした人や問題がある中年が多く評価者になっているため不公平感がかなり感じられます。基本、仕事のできる人は早く終わらせて帰宅しますが、古い体質が残る外務省では仕事をやっていないと捉われることがほとんどで仕事をゆっくり、上司が帰るまで待つ人が高く評価される傾向にあると言えると思います。
基本男女平等です。ただ、女性で優秀と感じる人は少ないです。忙しくなると慌てて正常な判断ができなくなる傾向を感じられますが、欧米を模倣し女性の社会進出の促進のため女性を優位に昇進させることは日本の破滅への一歩となるでしょう。
日本勤務の場合は給料がとても少ない。一方で海外勤務の場合はそれなりにもらえる(他民間と比較すると少ないがそれでも生活には困らない。特に途上国だと手当がよい)。転勤が基本なのでシングルインカムになることが多いため日本勤務では貯金を切り崩しながらの生活になる。
海外勤務中は比較的ワークライフバランスがよい。また、公務員でありリストラがないということもあり、自分自身が割り切って定時退社を決意すれば実行に移せないこともない。もちろん仕事を怠けている人は花形ポストにはいけないが、皆それぞれ生きる道がある。
公共性が高く社会の根幹を担う外交にかかわる意味でビジョンは大きいが、一方で日常的なタスクについては目的や価値が不明なものが多く、やりがいを維持するのが難しいことがある。
公務員の給与は人事院の俸給表で決まっていて、民間企業の平均と同じように調整されている。仕事の大変さに比べると多いようには思わないが、生活できないレベルではない。
外国との仕事が多いため、時差がある国が担当だと残業は多くなり、大変なことはあります。ただ、仕事がない日は早く帰ることは奨励されますし、仕事も非常に効率的です。みんなとても仕事が早くて、無駄な仕事は少ない印象。
国際関係業務なのでとてもダイナミックで、やる気があればどこまでものめり込める奥が深い仕事です。国際交渉も国益に直結した仕事をしている実感はある。
評価制度は不明だが、頑張っている人、優秀な人がしっかり重要なポストにつくようになっている。