どの雑誌も例外なく、新規読者の獲得や、既存読者の維持に苦心している。 出版業界自体が、年々縮小が続いているだけに、純粋な出版事業だけでは経営は苦しく、「展示会運営事業」「セミナー企画運営事業」「PR支援事業」といった周辺事業からの利益に依存する度合いは高くなる一方である。 ただしこうした関連事業への展開も、ビジネス系出版社/技術系出版社同士で目のつけどころはだいたい同じ、というのが実情であり、看板媒体(紙・WEB)のブランド力や読者数がよりどころといってよい。 媒体販売と広告の収入の減少という現実に直面しつつ、一定の質のコンテンツ制作力をどう維持するのか、競合他社との持久戦の様相を呈している。 編集者として何かコンテンツを作ったり、各種イベントなどを通じて産業に働きかけていくというような社会的な役割に思い入れがあるかないかで、会社の将来性に対する思いは人により大きく異なるものとなるだろう。
日経グループということで安定していると思いますが、グループ会社であることでガツガツ感がなく将来的な発展は見込めないのかなとは感じます。