リファレンスって知ってる？業界ごとの意味や使い方をご紹介！

リファレンスのという言葉は様々なシーンで使用される言葉です。

ですが、使う業界で意味が異なるので、しっかりとした意味がわからないという方も多いのではないでしょうか。

この章では、リファレンスの意味について紹介します。

一般的なリファレンスの意味

一般的にビジネスシーンで使われる事が多いです。

意味は「参照する」という意味になります。

辞書などで調べると

・参考・参照
・紹介・問い合わせ

上記のような意味があります。

関連記事
▶︎【リファラの意味とは？】活用法や注意点などご紹介します

ビジネスシーンでの意味

ビジネスシーンでよく使われる場面は「転職など経歴照会」などを行う時に「リファレンスをとる」というような使い方をします。

また、IT業界ではソフトウェアー開発者（プログラマーなど）が参照する仕様書の事をリファレンスと呼びます。

冒頭で、リファレンスは業界に応じて様々な意味があると紹介しました。

この理由は、リファレンスの語源である英語での意味が複数あるためです。

この章では、リファレンスの語源や類義語について紹介します。

リファレンスの語源

リファレンスの語源は「Reference」からきています。

英語での意味は

・参照・照合
・引用文・参考文献
・身元保証人・関係　など

上記のような意味となります。

複数の意味があるので、使う場面で全く異なる意味合いになる事が想像できるかと思います。

リファレンスとレファレンスは同じ意味？

リファレンスと良く似た言葉でレファレンスという言葉があります。

同じ意味であり、どちらを使っても間違いではありません。

ですが、割合的には「リファレンス」を使う人が多いです。

リファレンスを使った例文

リファレンスの例文を紹介します。

ビジネスシーンなどで使う場合

・「選考中の○○さんのリファレンスチェックが完了した」

上記のような使い方をします。

ですが、リファレンスチェックというのは、悪く言えば身元調査のような意味合いです。

主に外資系や大企業への転職時や昇進時にリファレンスチェックを行います。

リファレンスは業界など使う場所が変われば意味も大きく変わります。

この章では、業界別のリファレンスの意味について紹介します。

図書館におけるリファレンスの意味と使い方

図書館には、リファレンスサービスというサービスがあります。

意味は「調べたいもの（参照したいもの）を調べるお手伝い」という意味です。

「本を探している」、「図書館自体の利用方法を知りたい」など様々な事を手伝ってくれる人達の事を指します。

IT用語としてのリファレンス

IT業界でリファレンスという言葉を使う場合、ソフトウェアの開発者（プログラマー）などが参照する仕様書の事をリファレンスと呼びます。

プログラマーなどは、1人で開発する事はほとんどなく、複数のプログラマーと作成する事が一般的です。

その為後から参加したプログラマーなどがスムーズに開発を行えるように

・メソッド（1つの命令）の一覧表
・使用しているフレームワーク　など

対象のソフトウェアに関する情報が書いてある仕様書が必須になります。

化学におけるリファレンスの意味と使い方

科学の現場で、リファレンスは対照実験の対照区の事をいいます。

もっと具体的にいうと、実験用の機械が正常に動くか確認する為の実験という意味です。

既に正常値が検出されている物質を機械に入れる事で、同じ数値が出るか確認する事ができ、機械が正常に動いているか確認する事ができます。

正常な数値が出るか参照するという認識がイメージしやすいです。

リファレンスという言葉は様々な場所で、使用される言葉です。

この章では、シーンごとに分けてリファレンスを紹介します。

転職・昇進の時に使われる？

管理職に昇進する時に、これまでの経歴や学歴など身元を調査（参照）するという意味でリファレンスチェックという言葉が使われます。

また、日本企業では少ないですが外資系の企業では、転職時に応募者の身元を調査する為にリファレンスチェックを行います。

リファレンスチェックとは？

リファレンスチェックとは、「身元照会」・「経歴照会」という意味合いです。

管理職に昇進する時に身元確認を行う為に行われます。

日本企業では、まだまだリファレンスチェックを行う企業は少ないですが、採用時にリファレンスチェックを行う事もあります。

論文で使われるリファレンスチェックとは？

論文などで行うリファレンスチェックは

・参考文献
・引用文献

上記のことを言います。

参考文献は、対象文献を全体的に参考にしていることで中の言葉を引用しないで使うことです。

一方の引用文献は、文献内にある文字をそっくりそのまま使うので、引用元をしっかりと記入しないと盗用扱いになるので注意しないといけません。

リファレンスに似た言葉はたくさんあります。

特に良く使われる言葉で

・リファレンスグループ
・リファレンスプレーン

上記の言葉があります。

この章では、リファレンスに似た言葉について紹介します。

リファレンス・グループとは？

「準拠集団」の事をリファレンス・グループと呼びます。

これは、価値観や態度、信念などに強い影響を与える集団の事を指します。

ほとんどの人は、家族を最初のリファレンス・グループという認識を持ちます。

家族以外では、学校・職場などがリファレンスグループと呼びます。

リファレンス・プレーンとは？

リファレンス・プレーンとは、多層プリント配線板やプリント板の構造など、電子機器に使用される時に使用される言葉です。

難しい事は抜きにして、リファレンス・プレーンを活用することで「電気信号のノイズ軽減などを期待できる」と言われています。

いかがでしたでしょうか。

リファレンスという言葉は、状況によって様々な意味合いがあります。

ですが、基本的には「参照する」という意味合いとして使われる事が多いです。

「参照する」という意味さえ忘れないでいれば、状況に合わせて柔軟に使いこなすことができます。