
【救急救命士の働き方】勤務体制や1日の流れについてご紹介します
救急救命士は、人命救助のために常に稼働しています。実際にどのような働き方をしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は救命救急士の働き方が気になる方に向けて、救命救急士の勤務体制や1日の流れなどの具体的な働き方についてご紹介いたします。
救急救命士の働き方の現状
救急救命士の働き方の現状としては、以下の点が挙げられます。
- 24時間勤務体制
- 勤務の翌日は休み
1. 24時間勤務体制
救急救命士は、人命に関する予測不可能な緊急事態に即座に対応しなければなりません。
そのため、勤務は24時間体制となっています。
待機している時は訓練をしたり、食事や仮眠を取ることもできますが、救急要請がある限り出動する必要があるため、休む暇がない場合もあります。
2. 勤務の翌日は休み
救急救命士は24時間体制で勤務をするため、体への疲労もたまりやすくなります。
そのため、勤務の翌日は休みです。
勤務内容がハードで、また勤務あがりが朝方で昼夜逆転しがちなため、休める時にしっかりと休みつつ体調管理をしっかりとする必要があります。
救急救命士の雇用形態
救急救命士の雇用形態は以下の2つのパターンに分けられます。
- 正社員
- アルバイト・パート
1. 正社員
救命救急士の雇用形態で最も多くの割合を占めるのは正社員です。
主に消防署や病院の正職員として働いています。
正職員の場合ですと、
- 安定した収入が得られる
- 夜勤手当や職務手当がつく場合がある
- 賞与を得られる場合がある
といった、主に収入面での利点がみられます。
2. アルバイト・パート
救急救命士にはアルバイトやパートも存在しており、以下のような業務がああります。
- 民間救急・介護タクシーのスタッフ
- イベントの救護員
- プールや海水浴場などのレジャー施設の救護員
アルバイト・パート勤務は時間の融通が効きやすいため働きやすいですが、収入は正社員に劣る傾向があります。
救急救命士の1日の働き方
救急救命士の1日の勤務の流れについてご紹介します。
7:00 起床
8:00 出勤
9:00 交代
引継ぎや車両点検をし、当日どこの病院に何かの医師がいるかを把握し、出勤に備えます。
9:30 待機
訓練をしながら救急要請にむけ待機します。
12:00~13:00 昼食
食事をとりますが、救急要請の際には迅速に出動します。
13:00~ 待機
18:00-19:00 夕食
19:00~22:00 待機
22:00~翌6:00 仮眠
この間にも救急要請があることが多く、迅速に対応しなければなりません。
7:00~9:00 待機
9:00 交代
翌日勤務の職員に引継ぎを行い、勤務終了となります。
救急救命士の働き方において大変なことは?
救命救急士の仕事において大変なことは以下の通りです。
- 勤務中に休憩できない場合がある
- 昼夜逆転により生活が不規則になる
- 精神的なプレッシャーがかかる
1. 勤務中に休憩できない場合がある
救急救命士は救急要請がない時は、食事や仮眠など休憩を取るここができます。
しかし、勤務が人口が多く救急要請の数も多い地区で勤務する際は常に稼働していることもあります。
この場合、休憩をすることができないため疲労がたまりやすくなります。
2. 昼夜逆転により生活が不規則になる
救急救命士の勤務が終わるのは朝方になります。
一晩中稼働している場合もあるため、昼夜逆転してしまい生活が不規則になる可能性が多いにあります。
これにより疲れがたまりやすくなったり、とれなかったりするため、疲れと闘いながら勤務をする場合もあります。
3. 精神的なプレッシャーがある
救急救命士は人命に関わる緊迫した状況の中で業務をこなします。
そのため、精神的なプレッシャーがかかります。
救急救命士は1分1秒を争う状況に立つ場合も少なくないため、勤務中は常にプレッシャーがかかっています。
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救急救命士で夜勤のない働き方とは?
多忙な救急救命士ですが、夜勤のない働き方を選ぶこともできます。
夜勤のない働き方には以下の3つのパターンがあります。
- 自衛隊の救護員として働く場合
- 消防学校や専門学校などの教育機関で働く場合
- アルバイト・パートとして働く場合
1. 自衛隊の救護員として働く場合
自衛隊で救護員として働く場合、夜勤はありません。
救護員は17:00に終礼があり、終わり次第勤務終了となるため、夜勤という労働区分はないのです。
2. 消防学校や専門学校などの教育機関で働く場合
教員として教育機関で働く場合にも夜勤はありません。
これは、教員も自衛隊の救護員と同様に就業時間の区分に夜勤が存在しないためです。
3. アルバイト・パートとして働く場合
アルバイト・パートとして働く場合も夜勤をしなくてい良い場合があります。
正職員ではないため就業時間に融通が効くため、夜勤にシフトを入れなければ夜勤をする必要はなくなります。
救急救命士で夜勤のない働き方をするには?
夜勤のない働き方をするには、前章でお話しした状況に身を置いて働く必要があります。
詳しくご紹介していきます。
1. 自衛隊で救護員として働くためには
救護員になるにはその募集に応募し、選考をクリアする必要があります。
救護員になったあとは自衛隊員として勤務するため、一般の自衛官に混ざり訓練をする必要があります。
2. 消防学校や専門学校などの教育機関で働く場合
教育機関で働く場合にも、同じく募集に応募して選考を通過する必要があります。
この場合は、募集先にもよりますが教員資格は求められないことが多いため、比較的ハードルは低いでしょう。
3. アルバイト・パートとして働く場合
アルバイト・パートを募集しているところへ応募し、選考を通過して採用されれば就業が可能です。
応募の際は、夜勤の有無や固定で夜勤をすることがあるかどうかなどに注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は救急救命士の働き方について、現状や1日の流れなどをご紹介してきました。
救急救命士で現在の職場からの転職をお考えの方は、是非本記事を参考にしてみてください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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