【決定版】小説家になるには？6つのなり方と必要なスキルをご紹介！

ここでは、小説家になるための方法を6つ紹介していきます。

• 文学新人賞を受賞する
• 出版社へ作品を持ち込む
• 自費で出版する
• 同人作家として経験を積む
• Webサイトで小説を投稿する
• 小説家を育成する専門学校に通う

それぞれについて、詳しく解説していきます。

1.文学新人賞を受賞する

文学新人賞の受賞は、小説家になるための一般的な方法です。

実は、現在活躍されている多くの小説家が、文学新人賞を受賞することでデビューを果たしています。

各出版社の文学賞には以下のようなものが挙げられます。
 

では、どのようにして文学新人賞を受賞することで小説家になれるのでしょうか？

まず、文学新人賞を受賞することで、その選考に携わる有名な小説家から一定の評価を得られます。

そのような有名小説家に評価されるような作品を書き、芥川賞や直木賞などの有名な文学賞を受賞すると、メディアも大きく取り上げてくれるため、小説家としての知名度が高まります。

その結果、自分の作品をより多くの人に読んでもらえるようになり、小説家として生計を立てられるようになるわけです。

実際に新人賞を受賞した有名な作品として以下のものが挙げられます。

• 東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」（第7回中央公論文芸賞受賞）
• 池井戸潤「果つる底なき」（第14回江戸川乱歩賞受賞）

2.出版社へ作品を持ち込む

今日持ち込みを歓迎している出版社は非常に少ないのが現状です。

出版社は、多くの手間と手順を踏んで本を出版します。

具体的には、編集者が出版する本の企画立案を行い、作家がその依頼に沿った内容で執筆し、書籍化を行います。

しかし、編集者も多忙なため、「企画してもいない作品を持ち込まれても、目を通す時間もない」というのが現実かもしれません。

とはいえ、可能性が全くないというわけでなく、出版社に持ち込みをして小説家になった方は以下の方が挙げられます。

• 西加奈子（『サラバ!』）
• 京極夏彦（『魍魎の匣』）

3.自費で出版する

文字通り、自腹で本を出版します。

自費出版を推進している出版社へ原稿を持ち込めば、簡単に書籍化することができます。

しかし、大掛かりな編集になると負担する額が増え、多い場合は100万円を超える費用が必要になるそうです。

作家に対して金銭的負荷がかかるうえに、本が売れない場合は丸々赤字となってしまうため、リスクはかなり高いことがわかります。

ただ、自費出版を経て小説家デビューを果たす方もいます。

自費出版された有名作品として以下のものが挙げられます。

• 山田 悠介「リアル鬼ごっこ」
• 天野節子「氷の華」

4.同人作家としてキャリアを積む

自分の作品を印刷会社で製本し、コミックマーケット（通称コミケ）などの同人誌即売会などで販売することで作家としての知名度をあげる方法です。

ただし、この方法だけで生計を立てるのは難しいため、本業の傍らで趣味として続ける人がほとんどです。

しかし、こうした地道な積み重ねにより、知名度が上がれば出版社から声がかかる可能性もあります。

• 森博嗣「すべてがFになる」
• 奈須きのこ「空の境界未来福音」

5.WEBサイトで小説を投稿する

インターネットの普及により、現代の小説家は自身の作品を不特定多数の人々に共有することができるようになりました。

インターネット上には小説投稿サイトが複数あり、誰でも投稿することができます。

そこでヒットすれば、書籍化する可能性は十分にあります。

実際にWEB小説から書籍化されたものとして、以下のものが挙げられます。

• 美嘉「恋空」（2004年）
• 羽二重銀太郎「ラピスの心臓 1 宝玉の試練」（2014年）

6.小説家を育成する専門学校に通う

小説家としての能力を着実に養うことができるため、専門学校に通う人も少なくありません。

専門学校によっては、社会人やWスクール向けの学校もあり、本業と両立しながら小説家を目指すことが可能です。

このような専門学校の講師陣は、実際に小説家として活躍されている方であるため、業界の人脈作りも広げることができます。

さらに、専門学校提携の出版社から書籍化できるチャンスや、専門学校経由で応募できるコンペなども存在します。

そのため、小説家になるためのチャンスがより多く存在していると言えます。

実際に、こうした専門学校に通い小説家デビューを果たした方として以下が挙げられます。

• 宮部みゆき(『模倣犯』)
• 森川秀樹（『この世の土産さがしもの帖』）

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