作詞家の年収│給料相場や収入源を詳しく解説

作詞家の主な収入源は、歌詞を提供した楽曲の売上によって得られる印税です。

印税の計算過程は複雑なため、この記事では省略しますが、印税の他にも、作詞家には収入源があるのか、気になると思います。

そこで作詞家が収入を得るには、どのような方法があるのか、印税収入を含めて、主に3つの方法があります。
 

1.印税

作詞家が得る印税は、正確には「著作権印税」と言い、テレビやラジオで楽曲が使われる場合に支払われます。

例として、単価1,000円で5万枚を販売したCDにおける、作詞家の印税収入を計算すると、

• 著作権印税(6%) 300万円
• JASRAC 18万円 (著作権管理料6%)
• 音楽会社 141万円 (300万円-18万円)×50%
• 作詞家 70.5万円 (300万円-18万円)×25%
• 作曲家 70.5万円 (300万円-18万円)×25% 

つまり、70.5万円が印税収入となります。

印税は2.3ヶ月後に振り込まれるのが相場です。
 

2.印税以外の作詞の収入

印税のみで生活できる作詞家はごく一部で、印税以外の収入源を同時に得ることで生計を立てています。

その方法は、インディーズやプライベートのレーベルへ、著作権を放棄して歌詞を買い取りしてもらうことです。

数か月後のわずかな印税に期待するより、まとまった報酬を得られる貴重な収入源になります。

主にCD化しないイベント用の楽曲へ歌詞を提供する場合に、買い取りが選択されます。
 

3.作詞業以外の収入

作詞家でありながら、マルチに活躍している人を見かけますが、売れている作詞家だからこそ、ラジオやテレビ番組に出演が可能になり、出演料を得ることができます。

その他にもコンクール審査員、音楽学校の講師または経営、講演会など、ネームバリューと実績を活かし、作詞ノウハウを提供する仕事が舞い込んできます。

その際の報酬は、仕事の内容によって依頼主と相談して決めるか、オファーに対して自ら定めた金額を提示することで合意すれば契約成立です。