調理師の仕事内容を一覧でご紹介│やりがいや主な就職先・資格も解説！

調理師の仕事内容は、以下のような項目になります。

• 仕込み・仕入れ
• 調理
• 衛生管理
• 掃除
• 食材の発注

それでは、1つずつ見ていきましょう。
 

仕込み・仕入れ

1つ目は仕込み・仕入れの仕事です。

料理の下準備や、料理に使用する食材の仕入れなどの仕事内容が挙げられます。

仕込みの仕事は食材の皮を剥いたりをカットしたりなどの下準備、調理器具のセッティングなど比較的単純な作業がメインとなるため、新人調理師が担当します。

ホテルや大規模な飲食店などで1度に100名単位の食事を提供する場合は、人数分のお皿を用意することも業務の一つです。

食材の仕入れは、料理の味や質に大きく関わる業務のため基本的にベテラン調理師が担当します。

美味しい料理を提供するためには、より良い食材を仕入れる必要があるため、豊富な経験や専門的な知識が必要です。
 

調理

2つ目は調理師のメインの仕事でもある調理の仕事です。

顧客を満足させるような料理を仕上げ、皿に盛り付ける業務が挙げられます。

飲食店であればその店の魅力を活かしたメニューを考えて調理し、病院や学校などであれば栄養士や管理栄養士が作った献立通りに調理します。

またホテルや高級料理店では、料理が映える盛り付けにもこだわるため配色やバランスなどの美的センスも求められます。

専門学校や経験で培ったスキルを最大限に活かして料理を作り上げることは、調理師として特にやりがいを感じられる業務の一つと言えるでしょう。
 

衛生管理

3つ目は衛生管理の仕事です。

厨房内の整理整頓、調理に使用する厨房機器・器具・道具・食器を常に清潔に保つ業務が挙げられます。

他にも自分の体調管理や身だしなみ、こまめな消毒や手洗いなども重要な衛生管理の一つです。

評判の良いお店であればあるほど、調理にこだわるだけでなく徹底した衛生管理を心掛けています。

また衛生管理を怠ってしまうと客や従業員の体に支障を及ぼす可能性があります。

状況によっては重大な責任問題となる可能性があるため、飲食に関わる業務であれば絶対に欠かせない業務の一つです。
 

掃除

4つ目は掃除の仕事です。

開店前の店内清掃や閉店後の締め作業などの業務が挙げられます。

店内が汚い・不衛生という印象を持たれると、どんなに美味しい料理も台無しとなってしまいます。

掃除は新人調理師に任されることの多い仕事ですが、どれだけ丁寧に行えるかでそのお店の印象を大きく左右するため、決して手を抜いてはいけない仕事です。

衛生管理同様に、評判の良いお店であるほど徹底した店内掃除を心掛けており、清掃専門の業者に依頼しているお店も少なくありません。

店内清掃を大切にする飲食店だけが生き残れると言われているほど、重要な仕事の一つです。
 

食材の発注

5つ目は食材の発注の仕事です。

料理に使用する食材を選んで発注する業務が挙げられます。

1つ目の仕事で前述したように、美味しい料理を提供するためには、料理に使用するひとつ一つの食材にこだわる必要があります。

気になる食材があれば、例え遠方だとしても料理長自ら足を運んで話を聞きに行くお店も少なくありません。

調理師としてより良い食材を発注できるようになるには、たくさんの経験を積んだり自ら調べたりする意欲や探究心が必要です。

新人調理師は、先輩調理師が食材選びで重視しているポイントを学んだり、食品業者に足を運んだりして経験を積んでいきます。