【医者になるには】入学から医師免許取得までの過程を紹介

医師免許を取得するためには、大学の医学部か医科大学に入学する必要があります。

入学してから卒業までは、最短6年で卒業することができます。

進級の難易度は大学によって異なりますが、基本的にはどの大学でも勉強量は多く、全ての教科が必修となります。

そのため、1つでも試験を落としてしまうと、留年してしまうことが多いです。

卒業するためには、医系授業の修了や卒業論文に合わせて、卒業試験に合格する必要があります。

卒業試験は、9月から12月にかけて1〜3ヶ月かけておこなわれ、大学や先生ごとによっては10科目、多い場合は30科目もの試験を受けなければいけません。

科目数が多くて負担が大きいですが、この卒業試験に合格できなければ、国家試験を受けることができません。

大学医学部

大学医学部を卒業するまでにかかる費用は、平均3,800万円（月額約53万円）の学納金に加え、6年間の書籍費50万円といわれています。

つまり、毎月約53万円を6年間支払い続けられる経済力が必要となるため、一般家庭には進学が難しいと考えている人が多いのが現状です。

このように大学医学部の学費は高額の一方で、奨学金制度が十分に整備されています。

奨学金は、大きく分けて給付型と貸与型の2種類ありますが、給付型であれば返済義務がありません。

これは特待制度や大学独自の奨学金制度の一部となっています。

ただし、「大学医学部は最難関だ」「現役での合格は難しい」「東大・京大レベル」と言われるくらい、難易度は高いものといわれています。

医科大学

一方で、医科大学を卒業するまでにかかる費用は、2,000万円から高いところで5,000万円近くかかる大学もあります。

ただし、その分大学の医学部に比べれば、入学する難易度は易しく、十分な対策をすれば現役での合格を狙うことができるでしょう。