音楽家の年収｜プロの収入事情や給料の特徴を解説

一口に音楽家と言っても、音楽事務所に所属して活動している人とオーケストラや楽団に所属して活動している人では、収入源が異なります。

そこで以下では、それぞれのケースに分けて音楽家の収入を説明します。

1.事務所所属の音楽家

音楽事務所に所属している音楽家の場合、事務所から毎月一定の給料をもらっているケースもあれば、コンサートなどを行うことで収入を得られる出来高制のケースもあります。

前者の場合は、普通のサラリーマンと同じようなものだと思っていただければ大丈夫です。

後者の場合は、コンサートの出演料から諸経費や事務所の取り分などを引いた残りが、音楽家の収入となります。

知名度や人気が上がるほどコンサートなどの出演料も上がっていきますが、安定した収入を得られる音楽家の人は決して多くはありません。

知名度や人気のある一部の音楽家には、本の執筆依頼やメディアへの出演依頼も来るため、収入はさらに増える傾向にあります。

2.オーケストラ所属の音楽家

オーケストラなどに所属している音楽家の場合、所属している団体から毎月一定の収入を得ている人が大半です。

会社に勤めて勤務先から給料をもらうのと同じなので、働き方こそ特殊ではありますが、サラリーマンと同じ形式で収入を得ていることになります。

所属しているオーケストラの規模が大きければ大きいほど、またよく知られているところであればあるほど収入は増える傾向にありますが、その分所属すること自体が大変ですし、練習も非常に厳しいものです。

オーケストラからの給料だけでは生活していくのが厳しい人の中には、副業として音楽スクールの講師などを行う人もいます。