
フリーランスとはどういう意味?簡単にわかりやすくまとめ
フリーランスとはどういう意味?簡単にわかりやすくまとめ。定義・意味、フリーランスと個人事業主・自営業者の違いを紹介します。フリーランスへのなり方、フリーランスの仕事の種類も解説します。
フリーランスとはどういう意味?簡単にわかりやすくまとめ
フリーランスの定義・意味とは
フリーランスとは会社や団体に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方をする人のことです。
内閣府や中小企業庁ではフリーランスの定義として、常時従業員を雇用したり消費者向けの店舗を構えたりすることなく、特定の組織に属さずに事業者本人が技術や技能を提供することで成り立つ事業を営む者としています。
自身の経験やスキルを生かして仕事を行うことが重要であり、フリーランスを名乗るうえで職種は関係ありません。
プログラマーやデザイナー、ライター、カメラマンなど多くの分野でフリーランスが活躍しています。
フリーランスは増えすぎ?割合とは?
フリーランスは近年、増加傾向にあります。
内閣官房日本経済再生総合事務局が2020年に発表した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスとして活動する人は462万人。同時期の総労働力人口は 6,866万人なので、割合にすると6.7%の人がフリーランスとして働いている計算です。
一方、大手クラウドソーシングが2021年に集計したフリーランス人口は1,670万人となり過去最多を記録。
これは全労働人口の24%にあたり、2018年の集計時より500万人以上増えているといいます。労働力人口におけるフリーランスの割合は増加傾向にあるといえるでしょう。
フリーランスと個人事業主・自営業者の違いとは
フリーランスとは会社や団体に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方の総称です。
一方、個人事業主とは会社や団体に所属せずに業務を行うとして税務署に開業届を提出している人をさします。
税務上の区分なので、フリーランスも個人事業主に含まれる場合があるでしょう。
フリーランスとして独立したのちに法人化するケースもあります。
この場合、個人事業主とは法人でない個人事業を営む人をさすため、フリーランスとしては名乗れても個人事業主とはいえません。フリーランスは働き方のひとつとして理解しておくとよいでしょう。
働き方は「個人事業主」か「副業フリーランス」か2択?
フリーランスには税務上の必要な手続きから、個人事業主と副業フリーランスの2つの働き方があります。
フリーランスとして働く場合、確定申告を行わなければいけません。確定申告とは業務にあたる1年間の収入や支出を計算して、所得税額を決定する手続きのことです。
個人で事業を行い報酬を得る場合、税務署に確定申告を行います。開業届の提出の有無に関わらず、フリーランスが税務処理上で区分されるのは個人事業主です。
本業をもちながら副業として個人で事業を行う場合には、副業フリーランスという働き方もあります。
副業フリーランスは年間の所得が20万円を越える場合に確定申告が必要です。
こうした税務上の手続きから、フリーランスの働き方は個人事業主か副業フリーランスの2つにわけられます。
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