福祉用具専門相談員とは｜役割や仕事内容など詳しく解説

ここでは、福祉用具専門相談員の役割や資格、年収について解説していきます。
 

福祉用具専門相談員の役割

福祉用具相談員を一言で表すと、「介護を必要とされる方を福祉用具でサポートする仕事」となります。

福祉用具とは、

• 車椅子
• 歩行器
• 寝台
• スロープ
• てすり

などの、高齢者や障害者の自立に役立ち、介護する方の負担を軽減するものを指します。

福祉用具専門員は一人ひとりに合った福祉用具を提案したり、説明をして利用者のサポートをする仕事です。

具体的な業務内容は次項にて説明します。
 

福祉用具専門相談員のなり方

福祉用具専門員は公的資格の区分で、資格を取得する必要があります。

資格取得方法は、以下の2種類です。
 

1. 指定講習会を受講する
2. 医療・福祉関係の資格を保有する

まず1のように、「福祉用具専門相談員指定講習」を受講するという方法があります。

都道府県知事の指定を受けた、研修事業者が実施する50時間の講習会を受講し、修了検定に合格することで福祉用具専門相談員の資格を取得できます。

また、2のように医療・福祉関係の国家資格を保有していれば、福祉用具専門員として業務を行うことができます。

福祉用具専門員の業務を行うことのできる国家資格は以下の8つです。

1. 保健師
2. 看護師
3. 准看護師
4. 理学療法士
5. 作業療法士
6. 社会福祉士
7. 介護福祉士
8. 義肢装具士
    

福祉用具専門相談員の平均年収は312万円

求人ボックス給料ナビによれば、福祉用具専門相談員の平均年収は312万円となっています。

国税庁が発表した平成30年度の給与所得者の平均年収が440万円ですので、それに比べると低くなっていますが、介護資格も生かして業務を行い、マネジメントを行うようになると年収が上がります。