通関士の年収はどのくらい？仕事内容や必要なスキル、なり方も解説

通関士は通関業務を行う上で必要不可欠な職種です。どのくらいの収入を得ているのでしょうか。

通関士の平均年収の目安

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、通関士の平均年収は約551万円です。

この金額は厚生労働省の職業分類「他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業」などを基にしたものであり、通関士の他にもさまざまな職業が含まれているため、あくまでも参考程度に捉えておきましょう。

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」を見ると、2023年の給与所得者の平均年収は約460万円であることが分かります。通関士の平均年収は給与所得者全体の平均と比較し、高い水準にあるといえるでしょう。

参考：
通関士 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET））
ハローワークインターネットサービス - 03 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
令和5年分 民間給与実態統計調査｜国税庁

通関士の年齢別の平均年収

通関士の平均年収は、30代前半で日本の給与所得者の平均年収約460万円を超え、40代後半で年収のピークを迎えています。50代になるとやや下がるものの、一般的な定年の60歳までは引き続き高い水準をキープしたままです。

参考：通関士 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET））

他の貿易系職業の平均年収

通関士以外の貿易系職業として代表的なのが、貿易事務と商社営業です。

貿易事務は、書類の作成・管理や通関・運送便・倉庫の手配など、輸出入に関する全般的な事務仕事を行います。

貿易事務になるために必要な資格などは特にありませんが、海外の取引先とやり取りする機会が多いため、語学力が高いと働きやすいでしょう。貿易事務の平均年収は約496万円です。

また、商社に所属して原材料や製品の売買の仲介役を担うのが商社営業です。契約締結や運搬の手配、商品の引き渡しなどを行います。

取引の約半分は貿易取引となるため、語学力が必須の職業です。勤務先によっては海外の現地企業で働く場合もあります。商社営業の平均年収は約579万円です。

参考：
貿易事務 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET））
商社営業 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET）） 

Q.貿易実務の内容はどんな感じ？英語力不問の求人に応募するべきですか？

貿易実務に就職しようか迷っています。
もともと、就職先は決めていなかったのですが、海外と携われる仕事が良いなと漠然と考えていたので、貿易実務の仕事は興味があります。
ただ、自分には英語力がありません。今回の求人には経験と英語力は不問と書いてあります。
大学などでは、ある程度英語を学んできましたが、いささか、不安があります。
実際に似たような環境で働いている方はいらっしゃいますか？？もしお詳しい方がいましたら、お聞きしたいです。ご回答お願いします。

少しだけ貿易業務をしたことがありますが、英語ができないときついと思います。
書類関係は英語が必要ですし、海外とのやりとりにも英語や外国語を使用します。
英語不問、将来的にといったことをいう会社もあると思いますが、自信がないのであれば辛いと思います。ある程度分かるよね、が前提になっていることが多い気がします。
気になるのであれば、面接などで
・どのくらい英語を使う業務が…続きを見る