インテリアコーディネーターの仕事内容とは？求められる資格やスキルを解説

インテリアコーディネーターの仕事内容は、主に以下の3つとされています。

• お客様へのヒアリング
• インテリアの提案
• インテリアの納品・設置

それでは、詳しくみていきましょう。

 

お客様へのヒアリング

1つ目はお客様へのヒアリングの仕事です。

お客様が作り上げたい空間について細かく確認するなどの仕事内容が挙げられます。

打ち合わせはショールームで行われることが多く、全体的なイメージやレイアウトのほか、色やデザインなど細かい部分も含めてヒアリングしていきます。

お客様のイメージ通りに仕上げるために、インテリアコーディネートの進捗に伴って何度も打ち合わせを重ねるのが一般的です。

打ち合わせ時には図面や商品のサンプルなどを必ず用意し、設計士や施工会社の現場監督などのスケジュールを確認しておくなど、事前の準備も欠かせません。

またヒアリングの段階では、お客様の要望が定まっていないときもあるため、お客様が真に望んでいることを引き出すのもインテリアコーディネーターの仕事です。

そのため、相手が話しやすいと感じるようなコミュニケーション力や、「この人に任せたい」と思われるような真面目さ・責任感の強さも必要な要素として求められます。
 

インテリアの提案

2つ目はインテリアの提案の仕事です。

完成予想をイメージしたインテリアを提案する仕事内容が挙げられます。

相手がよりイメージしやすいように、図面・カタログ・立体モデルなどを使用して完成イメージ図を共有するなど、インテリアコーディネーターとして重要な仕事の一つです。

他にも使用する素材サンプルや写真を見せたり、ショールームに案内して実物を見せることもあります。

当然ではありますが、提案する内容は建物の構造や安全性に配慮しているなど、実現可能なものでなければなりません。

そのためインテリアの知識だけでなく、使用する家具・照明・壁紙・内装材・塗料などの種類や特徴から建物の構造・電気配線・給排水配管の位まで幅広い知識が必要です。

さらに近年では3DやVR(バーチャルリアリティ)を使うなどして、より具体的にコーディネートを提案する企業も増えているため、これらのソフトを扱うためのスキルも求められます。
 

インテリアの納品・設置

3つ目はインテリアの納品・設置の仕事です。

打ち合わせのもと完成した計画をもとにインテリアを導入する仕事内容が挙げられます。

発注した家具や照明などのインテリアを納品しイメージに近づくようコーディネートする、まさにインテリアコーディネーターのメインとも言える仕事です。

ある程度コーディネートが進んできたら、最後の仕上げとして細部の調整を行います。

打ち合わせ通りのインテリアだとしても、実際に設置すると「思っていたのと違う」などお客様から再度要望をいただくこともあるため、状況に応じて変更や差し替えなどの対応も行う必要があります。

場合によっては大幅な変更をする可能性もあるため、早急に次の提案ができるよう選択肢に幅を持たせておくことも重要です。

そのため、インテリアコーディネーターには臨機応変に対応できる柔軟性や計画性が求められます。