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歯科・歯科衛生・歯科技工
歯科技工士 やめとけ

歯科技工士はやめておけ?そう思う前に知ってほしい、業界のリアルな魅力!

入れ歯や歯の詰め物を作成する歯科技工士。歯科医療に欠かせない職業であるにもかかわらず、なぜ「やめておけ」と言われていたのでしょう?実際、現在ネットで見かける「歯科技工士はやめておけ」という印象をもたらす情報は、古い時代のデータを用いている可能性が大きいです。今回の記事では、現代の歯科技工所の実情やデータから、歯科技工士のリアルに迫ります。

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歯科技工士はやめた方がいいと言われていたのはなぜ?理由は?

なぜ、歯科技工士はやめた方がいいと言われることがあるのでしょうか?その理由から見ていきましょう。

給料

インターネット上で「歯科技工士の給料は安いからやめておけ」といった意見を目にしたことがある人もいるかもしれません。歯科技工士の給料は本当に安いのでしょうか?

job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))によると、歯科技工士の平均年収は約464.9万円でした。

国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は460万円です。このことから、歯科技工士の平均年収は日本の平均年収と同等の数値であることがわかります。

データから見ても歯科技工士の給料が特に安いとはいえません。

歯科技工士の働き方には、社員やパートタイマーなど雇用契約を結ぶケースと、独立して自営業やフリーランスとして働くケースがあります。雇用形態によっても収入に差が出ることが多いですが、一般的に、独立する方が収入が増える傾向があります。

雇用契約を結ぶケースでも、法人が経営しているような大型の歯科技工所で働く場合は、安定的な給料が期待できるでしょう。

参照:
歯科技工士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
国税庁|令和5年分民間給与実態統計調査

労働時間

歯科技工士というと納期が厳しく、残業が多いというイメージをお持ちの人もいるでしょう。

2024年の「歯科技工士実態調査 報告書」によると、1日の就労時間の平均は勤務者が9.3時間、自営業者が10.5時間でした。1日の残業時間は勤務者で1.3時間、自営業者で2.5時間程度と計算できます。

詳細を見ていくと、勤務者の場合は8時間未満が34.8%、9時間〜10時間が30.9%でした。自営業者の場合は、8時間未満の割合が少し減って24.9%、9時間〜10時間が30.1%という結果です。

dodaの「月の平均残業時間の実態調査」によると、1カ月あたりの残業時間の平均は21時間。1カ月あたりの営業日を20日と仮定すると、1日あたり1.05時間が平均残業時間という計算になります。

dodaのデータと比較しても勤務者の残業時間はほぼ同程度で、特別多いというわけではありません。自営業者の場合は勤務時間の縛りがない分、勤務者に比べて残業時間はやや多めの傾向です。

とはいえ、近年は、歯科技工士の労働環境を改善しようとする技工所や医療機関が増えています。

「歯科技工士の多様な業務モデルに関する研究」によると、歯科技工所勤務の歯科技工士からの回答で、直近3年間の就労時間の変化において「減少傾向」と回答した人が42.5%という結果でした。

「変化なし」が最も多い(44.8%)結果ではあるものの、労働時間が減っている技工所や医療機関があることは事実です。

参照:
2024年歯科技工士実態調査 報告書
歯科技工業の多様な - 業務モデルに関する研究|厚生労働省

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