
【消防士の種類】仕事内容や訓練の種類を詳しくご紹介します
消防士の仕事は消火活動だけではなく、さまざまな種類があります。今回の記事では消防士の仕事や訓練の種類を中心に、消防士と消防官の違いなども詳しくご紹介します。消防士の種類に興味がある方や消防士になりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
消防士の種類別の仕事内容
消防士の仕事内容は火災への対応のみと思われがちです。
しかし、消防士の仕事内容は4つの種類に分けることができます。
ここからは、消防士の以下の4つの主な仕事内容について詳しくご紹介していきます。
- 消化活動
- 救助活動
- 水防活動
- 予防活動
1.消火活動
消防士の仕事内容として最も知られているのが、消火活動です。
火災が発生した際に、被害を最小限に抑えるために、放水、消火剤の撒布などを行います。
実際の火災現場では、火が他の建物に燃え移らないように、いち早く消火することが求められます。
2.救助活動
火事によって煙に巻かれてしまった人、逃げ遅れてしまい自力での脱出が困難な人の救助活動を行います。
火災現場以外では、交通事故によって車に挟まり身動きができない人の救助も行います。
また、重体の患者がいる場合、救急隊の支援を目的として、救急車と消防車が同時に出動して救助にあたることもあります。
救助活動では、怪我を負った患者などを早く病院へ運ぶ必要があるため、迅速かつ冷静な行動が求められます。
3.水防活動
大雨により河川が増水し水害が発生した際には、消防士が水防活動を行います。
堤防を見回り、水害によって水があふれそうな危険な箇所が見つかった場合は、土のうを積むなどの堤防を強化する対策を行います。
水防活動では、水害対策のために必要な情報の、迅速かつ的確な把握が必要になります。
4.予防活動
消防士は火災を未然に防ぐための、予防活動も行います。
主な予防活動には、以下の種類があります。
- 火さい原因調査
- 地水利調査
- 防さい訓練
- 立ち入り検査
火災原因調査は、実際に家事が起きた現場を調査して、なぜ火事が起きたのかを分析します。
この調査によって、火事予防に活かすことができます。
地水利調査は、消火栓や防火水槽に異常があるかを調査することで、火事に備えます。
防災訓練では、実際に火事が起きた場合でも焦らず冷静に対応できるように訓練します。
立ち入り検査は、建物や施設に突然の火災に最低限対応できる設備が整えられているかをチェックします。