
学芸員に向いている人の特徴|仕事内容から求められるスキルを解説
自分の学んできたことをさらに深めたり、世に広めたいという方におすすめなのが、学芸員という仕事です。学芸員は資格が求められますが、専門的知識を活用でき、また様々な方と話すことが可能な仕事だといえるでしょう。今回は学芸員に向いている人とはどのような人か、解説していきます。
学芸員に向いている人
芸員の仕事では、専門性のある業務はもちろんのこと、ほかに多くの雑務をこなすことになります。
そのため、業務の特性に応じた適性を身につけていないと、学芸員になるのに苦労をするかもしれません。
それでは、学芸員に向いている人の持つ適性を見ていきましょう。
1.専門分野への情熱
学芸員は学生時代から趣味にしてきたこと、専門分野として学んできたことをそのまま仕事にすることができます。
しかし、好きでやることと仕事にすることはまったく異なりますし、学芸員への就職は難しいうえ、学芸員になってからも知識を深める姿勢が必要です。
ただ好きだという気持ちだけではなく、専門分野へのあくなき情熱が必要になります。
2.専門分野への知識
学芸員として仕事をしていると、優れた知識をもっている方と一緒に働くことになり、また大学や専門の研究機関に務める専門の研究者とコミュニケーションを取る機会も増えることでしょう。
そのため、円滑にコミュニケーションを取るには、専門分野への知識は欠かすことができないのはもちろんのこと、知識は常にアップデートしていきましょう。
3.几帳面
美術館や博物館で管理している資料は貴重なものばかりですので、資料の取り扱いには充分な注意が求められます。
加えて管理やデータの記録などは正確に行わなくてはないので、几帳面な性格の方が向いているでしょう。
生来の几帳面さは当然のこと、資料への取り扱いやデータの管理については、大学の研究においても学ぶ機会があります。
学芸員を目指すのであれば、学生時代から意識しておくといいでしょう。
4.人が喜ぶことを考えられる
博物館や美術館などでは集めた資料を展示します。
ただ漫然と飾るだけでなく、来館者がどのような反応をするかを予測しながら、工夫を凝らした展示をする必要があります。
また通常展示のほかにも、テーマを設定して特別な展示を企画することもあります。
世の中のニーズを把握して、常に人が喜ぶことを考えられる人であれば、いい企画を考えることができるでしょう。
5.人と話すのが好きである
学芸員の仕事は単なる研究職ではなく、来館者や報道関係者への説明、教養講座の講師など、人と話す機会も多いです。
そのような専門的知識を持たない人へも、わかりやすく丁寧に説明する力が求められます。
そのため、人と話すのが好きである人にも、学芸員の仕事は向いているといえるでしょう。
人との会話は経験が重要であるため、学生時代から積極的に取り組むようにしてください。
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