
【就活生必見】ハードウェア業界の業界研究|事業構造・将来性・働き方など徹底解説
ハードウェア業界は製造業のなかでも需要が急激に拡大している注目の業界です。人口減少・経済縮小によって多くの業界が斜陽産業になる中で、今後も成長が見込まれるため多くの就活生の人気を集めている業界でもあります。志望する学生が増えている中で内定を勝ち取るためには、ハードウェア業界のビジネスモデルや業界の動向についてしっかりと理解を深めて、自分のアピールポイントや学生時代に培ったスキルがハードウェア業界でどのように活用できるのかを正しく面接官に伝えることが重要です。この記事ではハードウェア業界の業界研究を有価証券報告書やシンクタンクのレポートをもとに、詳しくわかりやすく説明しております。この記事を読めば、ハードウェア業界の業界研究は完了するでしょう。ぜひ最後まで読んで、ハードウェア業界の就活に挑みましょう。
ハードウェア開発業界とは
この記事は専門家による詳細な調査記事になっています。
この章ではハードウェア業界
- 業界構造
- 将来性
- 業界分類
- 最新トレンドについて
解説していきます。
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業界構造
電子部品・電気機器の製造・販売
ハードウェアとは簡単に言うと機械、装置、設備のことです。もう少し詳しくあげると、パソコン、テレビ、タブレット、スマートフォン(携帯電話)などです。
さらにパソコンのなかでも、本体そのものやキーボード・マウス・ハードディスクなどの物理的なパーツの総称です。大ざっぱにいうと、目に見える形のあるものです。製造から販売までの流れを見ていきましょう。
具体的なプロセスは以下のとおりです。
- 仕様要件の検討
- システム全体設計・使用部品選定
- ハードウェア設計/開発&組み込みソフトウェア設計/開発
- 組み込みソフトウェアの実装
- 環境試験
まずは仕様要件の検討です。新たなものを作る場合は、初期段階で詳細な仕様まで決めきれません。
まずは、ハードウェアの技術仕様というよりは、機能・形状・使用方法などの要件をあげ、MUST要件(絶対に達成しなければいけない事項)とWANT要件(できれば達成したい事項)を決めます。
2つ目のプロセスはシステム全体設計・使用部品の選定です。
ハードウェア開発の成否は、このSTEP2に、全てかかっていると考えています。このステップでは、STEP1で検討した要件に必要となるハードウェアの洗い出しを行います。
3つ目のステップはハードウェア設計/開発や組み込みソフトウェア設計/開発です。
ハードウェアの設計・製作をしていく中で並行して、制御マイコンの開発を行っていきます。組み込みソフトウェア開発は、ハードウェアとソフトウェアの両方を熟知していなければならず、非常に高度な経験が必要になります。
4つ目のステップは組み込みソフトウェアの実装です。
組み込みソフトウェア(制御用マイコン)を、実際の基板に書き込み、動作などの検証を行います。バグなどの洗い出しには、多くの経験を持ったエンジニアが必要になってきます。最後に環境試験を行います。
開発する機器の使用要件によって、様々な環境試験を実施する必要があります。大手の機器メーカーでは自前の試験場を持っているところもありますが、そうでない場合、各都県の産業技術センターなどの試験場を借りて行う事が多いです。環境試験が完了したら、実際に納品を行います。