
【レジュメの意味とは】使用例や書き方のポイントなどを紹介します
「レジュメ」という言葉を耳にする機会はあるでしょうか。様々なシーンで用いられる単語のため、聞いたことはあっても、正しく使われていないことも見受けられます。そこで今回は「レジュメ」の正しい意味や使い方などをご紹介して行きたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
レジュメの意味
自己PRをする場面で作成する書類や、自身が研究してきた内容を発表する為の論文、またビジネスシーンにおける提案書など、少し長めの書類を作成するにあたっては「レジュメ」を作成する必要性がでてきます。
今回の記事では「レジュメ」のもたらす意味であったり、その構成、作成の仕方などについて、説明していきます。
要約・要綱の意味
レジュメででてくる、要約・要綱の意味についてそれぞれ説明します。
要約とは、文章のポイントを短くまとめたものです。本文では詳細な説明や、例などがあげられていますが要約にはそういったものを無くしたり、何度も同じことが掛かれている内容なども省かれたものになります。
長文をテーマごとに主要な部分を簡潔にまとめたものが要約です。要網はタイトルに近いものです。作成された書類・長文の根本となる基本的な考え方そのものです。
レジュメと呼ばれるもの
レジュメは研究課題発表やビジネスにおける提案書、会議などで進めるプロジェクト書類などを要約し、紙媒体として資料で配布されたものの事を言います。
レジュメがある事で、どういった研究課題でどういった研究結果が得られたかの大枠や、ビジネスにおける提案の内容の大枠、プロジェクトの方針など、簡潔に理解する事ができます。
またレジュメはそれを目にした人が、上述の内容を簡潔に理解し、把握できるような内容で作成されなければなりません。
ですので、レジュメを作成するのにもスキルが必要です。
レジュメと比較されやすい用語
ここでは、「レジュメ」と比較されやう用語を紹介し、その違いについて説明します。
アジェンダ
レジュメが会議などで使用される資料の要約であるのに対して「アジェンダ」は議題です。
会議の「案内」というイメージをもつとイメージしやすいかと思います。
アジェンダは、会議が開催される目的や、日時、実施する計画など、会議や打ち合わせの中で決定しないといけないこと等をまとめたものです。
レジュメもアジェンダも打合せや会議の進行をスムーズに進める役目を果たします。
レジュメがある事で内容を理解するスピードが上がりますし、アジェンダがある事で会議のテーマや会議時間などが明確化されますので、質の高い打合せや会議を進行する事が出来るようになります。
会議や打合せは「段取8分」ですので、レジュメやアジェンダをしっかり準備するようにしましょう。
サマリー
サマリーはレジュメと同じ意味を成します。
違いは、レジュメは紙面媒体などのモノに対して、サマリーは文章そのものの事をさします。
ですのでレジュメに記載されている要約された文章そのものがサマリーです。
ですので「レジュメを印刷する」や「レジュメを配布する」という日本語はありますが、「サマリーを印刷する」や「サマリーを配布する」という日本語はありません。
サマリーの場合は「会議録のはじめにサマリーをつける」や「あらかじめサマリーをメールで送る」といった日本語になります。
レジュメの使用例
レジュメが使用されるシーンの例について紹介します。
教育・研究分野におけるレジュメ
教育・研究分野におけるレジュメを使用する例としては、大学での研究課題を発表するシーンであったりだとか、卒業論文発表会の時などがあげられると思います。
所属しているゼミや研究室によって、発表会や情報共有する事がないという方もおられるかとは思いますが、多くの大学生は、研究課題などの発表をする機会を経験しているのではないかと思います。
学んできた事を発表する資料としては、詳細な裏付けされたデータや文献などを記載しますが、レジュメにはその発表会を通じて、伝えたい事・伝えるべき事を要約し、まとめたものとして作成し、使用します。
発表会に出席している教授や同級生に配布します。
ビジネスシーンにおけるレジュメ
ビジネスシーンにおけるレジュメは、基本的には打合せや会議で使用されます。
会議主催者は会議をはじめる前に、できれば目安として、2日前迄にはレジュメを会議出席者に配布しておくと良いかと思います。
予め、レジュメに目を通しておいてもらう事によって、会議をスムーズに進行することができるようになります。
転職や就職におけるレジュメ
転職や就職におけるレジュメですが、履歴書や職務経歴書も、それそのものがレジュメで同じものと言えます。
アメリカでは履歴書ではなくレジュメです。ただそこにも違いがあります。履歴書はある程度フォーマットがあるのに対して、レジュメにはフォーマットはありません。
ですので、レジュメで自身に合った内容で、自己PRする事もできます。
日本の就職や転職でレジュメを作成して提出する場合は履歴書の作成も必要になりますので、レジュメを作成するにしても履歴書は履歴書で作成しておくようにしましょう。
レジュメの基本構造
教育・研究分野におけるレジュメ
論文など発表会で使用するレジュメの基本構造の例をここでは紹介します。
No. |
概要 |
内容 |
1 |
表題 |
タイトル・所属学部学科・学年・氏名・日付 |
2 |
発表目的 |
発表目的・テーマ抽出経緯 結果から主張したい自身の意見や思い |
3 |
発表内容 |
研究内容等の本文・結果・事実・数値等 |
4 |
用語解説・定義 |
専門用語等の説明・定義 |
5 |
参考文献 |
論文・発表資料・研究課題等で使用した文献 |
ビジネスシーンにおけるレジュメ
会議や打ち合わせで使用するレジュメの基本構造の例をここでは紹介します。
No. |
概要 |
内容 |
1 |
表題 |
タイトル・所属部署・氏名・日付 |
2 |
結論 |
自身が主張したい意見や思いや方向性 |
3 |
議題 |
確認事項・決定事項(箇条書き) |
レジュメの書き方
ここではレジュメの書き方のポイントについて説明します。
わかりやすいレジュメのポイント
わかりやすいレジュメの書き方のポイントは以下の通りです。
- 箇条書きで書く
- 文字数は極力少なめ
- 余白は多めに(適度な空白。改行)
箇条書きで文字数な少なく(1行いない)、資料の紙面の余白は多めに取ることがポイントです。
見やすく、わかりやすいがレジュメ作成の意図ですから、その意図を忘れず作成するようにしましょう。
レジュメを書く時の注意点
レジュメの書くときの注意点は、何と言っても「ダラダラ長文にならない」が1番です。
ダラダラと長文になってしまうと、要約した書類の意図がなくなり、レジュメとしての機能を失います。
レジュメは、それを見て、簡単に内容が理解できる事が求められますので、レジュメの存在意義を無くすような長文はNGですので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はレジュメを書く際の注意点等について紹介しました。
是非参考にして頂ければ幸いです。
最後に、JobQで投稿された質問も併せて見てみましょう。
職場でよく使われるビジネス用語は何ですか?
私自身、カタカナのビジネス用語に詳しくないのですが、転職先でそういった用語を使う人がとても多いです。
正直、日本語でいいのに…と思うことが多いのですが、郷に入りては郷に従えということで、必死に覚えている最中です。
こんなに毎日カタカナ用語が飛び交う弊社は特殊なのかな…と思ったりもするのですが、皆さんの会社はどうですか?
良く使われている用語があれば教えてください。
カタカナ用語が飛び交うのはかなり特殊だと思います。
業界によっては、さらに英単語が飛び交うのが日常茶飯事で、私も覚えるのが付いていくのが必死です。 それに…続きを見る
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。