
【裁判官になるには】仕事内容や司法試験について詳しく解説
裁判官には司法を司る者として、法律に関する深い知識と物事を客観的に見る冷静な判断力が求められます。そのため、難関大学に合格した上で司法試験を突破するという険しい道が待っています。この記事では、裁判官の仕事内容やその受験資格のほか、弁護士や検事から転身はできるのか解説していきます。
裁判官とは
裁判官とは憲法や法律に拘束されるほかは、当事者の主張や証拠に基づき、各事件について良心に従い中立の立場で法律上の判断を下す裁判を進行する、非常に重要な役割を担っています。
各事件には刑事事件や民事事件、家事事件や少年審判などがあり担当する裁判所や事件の内容などによって、一人の裁判官が取り扱う場合と複数の裁判官で取り扱う場合があります。
裁判官の仕事内容は?
裁判官の仕事の内容は、全国各地の裁判所において裁判を担当し、口頭弁論や証拠調べを経て公平中立な立場で法律上の判決を下すことです。
裁判官が担当する裁判には「民事裁判」と「刑事裁判」があり、どちらを担当するかにより取り扱う案件や仕事内容も大きく変わってきます。過去の経験や事例を元に検討しながらどのような刑罰を与えればいいのか判断します。
また強制捜査などでの逮捕状や捜索差押令状などの令状を発付するか否かを判断することも、裁判官の大事な仕事内容の一つです。
しかし判断には過去の経験や事例を元に検討できる内容ばかりではなく、新しい事件や問題では自分の出した結論が今後利用されてく判例になるため、責任のある大事な仕事内容となります。
裁判官のやりがいは?
裁判官のやりがいは、どこからも誰からも指図や干渉も受けずに、裁判だけで判断して判決をだすことができることです。
また、弱い立場の人など本当に困っている人の最後の砦として、救済につながる判決が出せたときにやりがいを感じることができます。
少年審判では更生のための判断の結果、その後十分に更生できたことを知った時にも裁判官としてのやりがいです。