環境計量士の年収は平均400万？将来性も解説

環境計量士とは

• 一般計量士
• 環境計量士(濃度)
• 環境計量士(騒音・振動)

測定を仕事内容とする計量士には、一般計量士と環境計量士がいます。

環境計量士は計量法という法律で定められた国家資格を指したり、この資格を取得して仕事に従事する人のことを指したりします。

また、環境計量士はさらに「濃度」と「騒音・振動」とに分けられ、仕事内容によって必要な資格も異なってくるのです。

さらに、一般計量士についても詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

環境計量士の仕事内容

環境計量士はその名の通り、環境に関係したあらゆる計測を行います。

「濃度」と「騒音・振動」に分けられているのはさきほども説明した通りですが、前者は水中や空気中の物質の濃度を、後者は工場や工事現場周辺の騒音、振動を主に測定するのです。

環境計量士は計量を通して私たちの生活や自然環境を守ってくれている存在と言えます。

例えば工場から排出された煙のなかに有害物質が多く含まれていれば人間や動物、自然に悪影響を与えますし、それは排水に関しても同様です。

また、工場や工事現場では騒音を立てたり、振動を発生したりする機械が設置されていますが、これらから発生する騒音・振動が度を過ぎていれば近隣の住民は迷惑を被るでしょう。

こうした濃度、騒音、振動を測定し、設けられた基準値を逸脱していないかチェックするのが環境計量士の具体的な仕事内容なのです。

測定結果は「計量証明書」により証明されますが、これは環境計量士の資格を持つ人だけが発行することができます。