
学芸員の一日とは|仕事内容や休日の過ごし方について解説
国家資格にもなっている学芸員は、国内の文化施設の価値向上や、施設来館者の教養を育むよう日々業務に取組んでいます。そんな学芸員の毎日の業務内容は、研究に没頭というイメージを持ちがちですが、さまざまな雑務も行っているのが実態です。今回は学芸員の一日の仕事の流れについて解説していきます。
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学芸員の一日の流れとは?
学芸員は、各施設の開館の1時間ほど前に出社し、開館の準備をします。
施設によって開館時間に違いはありますが、概ねの施設が午前10時に開館するため、学芸員は9時前に出社していることが大半です。
開館後は、来館客への対応や自身が担当する企画を進めたり、新規の展示の企画などを行います。
研究者としての業務の他に、多くの雑務・企画を同時並行で取組むのが一日の大きな流れです。
美術館で働く学芸員の一日の流れ
時間 | 仕事内容 |
08:30 | 開館準備・館内の清掃 |
09:00 | メールチェック・HPやSNSの更新 |
10:00 | 開館後、来館客の対応 |
10:30 | 館内会議 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 担当するイベント・企画を進める イベント関連企業に連絡・打合せ マスコミ対応 館内資料整理・調査 研究業務 |
18:00 | 閉館作業 忘れ物や展示物に異常がないか確認 |
18:30 | 業務日報作成 1日の振り返りも兼ねて簡易ミーティング |
19:30 | 帰宅 |
施設の開館中は、来館客の対応と同時に、会議や企画作業を行い、時には社外の人とイベント関連の打合せをします。
限られた時間の中で多くの業務を処理する必要があり、タスク処理能力が重要です。
イベント直前などの業務が重なるタイミングは、多忙な業務内容が容易に想像できます。
フリーの学芸員の一日の流れ
時間 | 仕事内容 |
09:00 | 各所取材 |
11:00 | イベント企画・立案 |
13:00 | 昼食 |
14:00 | メールチェック アポイント取得 日程確認 |
15:00 | イベント会場訪問 |
17:00 | 各所取材 |
19:00 | 帰宅 |
フリーの学芸員の最大の特徴として、常時通う施設がないことです。
フリーの学芸員はさまざまな施設に出入りし、各所の企画を立案して主体的に企画を進める役割を担います。
施設の魅力を最大限に引出せるよう、施設職員外の目線でプロデュースします。
常に企画を担当するために、時には遠方への取材や調査もあり、不規則な業務スケジュールになりがちです。
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