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歯科・歯科衛生・歯科技工
歯科技工士 将来性

歯科技工士の将来性|なくなるって本当?現状から今後の需要まで解説!

入れ歯や歯の詰め物を作成する歯科技工士は、歯科医療に欠かせない職業です。高齢化やデジタル化の促進により、職業がなくなることが危惧されていますが、真相はどうなのでしょうか?歯科技工士の将来性にフォーカスを当てて解説していきます。

歯科技工士の将来性|「なくなる」と言われるのはなぜ?

なぜ、歯科技工士の職がなくなることが危惧されているのでしょうか。

1.高齢化による人材不足

厚生労働省の令和5年度「簡易生命表」によると、2023年時点の日本人男性の平均寿命は81.09年、女性の平均寿命は87.14年でした。男女ともに、前年と比較して伸びています。

高齢化に伴い、懸念されるのが人手不足です。公益社団法人日本歯科医師会による郵送調査によると、歯科医療機関の管理者約 1万人に対して管理者の年齢は60歳代が最も多いという結果に。さらに、将来の医院継承について「予定なし」「不明」と回答した人は約9割を占めました。

さらに、少子高齢化が進むことは、将来医療業界の道を選択する若者の母数が減ることも意味します。医療技術専門職である歯科技工士になるには、国家資格が必要です。国家試験を受験するには、高校卒業後、大学や専門学校などの歯科技工士教育機関に入学・卒業する必要が条件です。

医療業界自体、限られた人材のみが就職できる狭き門であるといえます。それは、歯科技工士も例外ではありません。

参照:
簡易生命表「主な年齢の平均余命」|厚生労働省
2040年を見据えた歯科ビジョンー令和における歯科医療の姿ー

2.デジタル技術の進歩

歯科技工士の主な仕事内容は、入れ歯や歯の被せ物・詰め物、矯正装置などの作成です。人間はそれぞれ、歯並び・歯の形・色などが異なるため、一人一人に合わせた繊細な作業が求められます。歯科技工士の経験・技術・センスは、適切な治療に不可欠です。

一方で現代は、設計や加工の一部に3DプリンターやCAD・CAMなどのデジタル技術が導入されています。歯の詰め物や入れ歯を機械で製作できるのです。このことから、テクノロジーが進歩することで歯科技工士の仕事が奪われるのでは、と懸念する人も存在します。

参照:
歯科技工士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3.労働環境問題

2024年の「歯科技工士実態調査」によると、1週間の就労時間(残業込み)の平均は53.7時間でした(※通勤、休憩、食事などの時間を除く)。週5日勤務であると仮定すると、1日あたり10.7時間ほど稼働していることになります。

さらに詳しい内訳は、全体では「40時間以下」が27.1%、「41~50時間」24.8%、「51~60時間」22.0%が多くを占めている結果でした。

ワークライフバランスを優先したい人にとっては、稼働時間が長いと感じる人もいるかもしれません。

参照:2024年歯科技工士実態調査 報告書

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