
裁判官の階級別年収の目安を紹介!裁判官の年収が高い理由は?
裁判官は責任が非常に重く、年収も高い職業です。裁判官の階級別年収の目安を紹介し、年収が高い理由やなるための方法についても解説します。
裁判官の給与の構成要素
特別職の国家公務員である裁判官は、月額報酬が法律で定められています。給与の構成要素は、月額報酬・賞与・各種手当の3つです。それぞれについて詳しく解説します。
月額報酬
「裁判官の報酬等に関する法律」によると、2025年3月時点における裁判官の月額報酬は次の通りです。
判事補の12号から5号までは、初任給調整手当が別途支給されるため、実際の報酬月額は上記の金額より多くなります。
参考:裁判官の報酬等に関する法律 別表(第二条関係) | e-Gov 法令検索
参考:人事院規則九―三四(初任給調整手当) | e-Gov 法令検索
参考:法務省:裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案
ボーナス
2024年における裁判官のボーナスの支給月数は、3.3カ月分(最高裁判所判事、高等裁判所判事など)または4.5カ月分(判事補)が目安です。
国家公務員のボーナスは、原則として毎年6・12月に期末手当と勤勉手当として支給されます。人事院が調査した民間企業のボーナスの支給状況を基に、支給月数が決められています。
各種手当
裁判官にはさまざまな手当が支給されます。代表的な手当は次の通りです。
- 住居手当:借家・借間に居住する職員などに支給
- 扶養手当:扶養親族のある職員に支給
- 通勤手当:通勤のために公共交通機関や自動車などを使用する職員に支給
- 地域手当:主に民間賃金の高い地域に勤務する職員に支給
- 広域異動手当:広域的な官署間の異動などを行った職員に支給
なお、裁判官は業務の特性上、勤務時間外の労働も頻繁に発生する職業です。そのため、裁判官には超過勤務手当や休日給が支給されません。このことは、「裁判官の報酬等に関する法律」の第9条第1項ただし書きで規定されています。
参考:国家公務員の諸手当の概要
参考:裁判官の報酬等に関する法律 第九条 | e-Gov 法令検索
JobQ Townに投稿された裁判所に関する口コミが投稿されています。
Q.家庭裁判所で働くには国公立の大学に入学する必要がありますか?
家庭裁判所で勤務したいと思っています。そのために様々な準備が必要だと思っているのですが、まずは大学はどこに入学するべきなのでしょうか?
私立か国公立に入学するか迷っています。家庭裁判所では特に、職種は問いません。
そこで勤務したいので、オススメの大学を教えていただきたいです。
裁判所職員であれば、大学名による学歴は重要ではありません。裁事は…続きを見る