
救急救命士の就職先の選び方と活躍の場|仕事内容・合格率も紹介!
みなさんは救急救命士という職業についてどのようなイメージを持っていますか?救急救命士の消防以外の活躍の場や病院勤務についても解説します。今回は「救急救命士に興味がある」「今現在救急救命士を目指している」という人に向けて、資格取得後にどのように就職すればいいのか解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
救命救急士の就職の現状
では、救命救急士の就職の現状について紹介していきます。
救急救命士の就職率
救命救急士 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
第45回(令和4年) | 3,263 | 2,979 | 91.3% |
第44回(令和3年) | 2,999 | 2,599 | 86.7% |
第43回(令和2年) | 2,960 | 2,575 | 87.0% |
救命救急士の就職率は具体的な数値が出ていないため、今回は救急救命士の受験者数と合格数からご紹介します。
救命救急士国家試験の合格率は85〜90%と高い合格率となっており、毎回2,000~3,000人が合格しています。
合格率を見ると簡単なのではないかと感じる人もいますが実際はしっかりと準備しなくては受かることはできず、入念な対策が必要な試験と言えるでしょう。
しかし、消防署などに就職している救命救急士は約28,000人であり、救命救急士の資格を所有して消防署などに勤めている人の割合は比較的少ないと言えます。
参照:令和元年版 消防白書
救命救急士は就職できない?
救命救急士は就職できないとされていますが、その理由としては資格を取得しても救命救急士として働くことのできる枠が少ないことが挙げられます。
先ほどの見出しで紹介したように消防署などの救命救急士としての枠は消防士に比べて少なく、資格を取得したからといって必ずしも救命救急士として活動することは難しいです。
そのため、資格を取得した後に資格を利用して別の職種に就く人も珍しくありません。
このような理由から救命救急士は就職できないと考えられています。
参照:令和元年版 消防白書