ビジネスで役立つ「恐れ入ります」の例文・使い方・意味についてご紹介

ビジネスシーンに関わらず、様々なところで聞く「恐れ入ります」や「恐れ入りますが」という言葉。この言葉は、きちんと正しい場面で正しい使い方を出来ていますか？

「恐れ入ります」を、取ってつけたような使い方をしたりしていませんか？

まずは、「恐れ入ります」の意味についてご紹介します。
 

「恐れ入ります」とは？

「恐れ入ります」は、感謝の気持ちや申し訳ない気持ち、この2種類が含まれます。

• 目上の人に対しての感謝の気持ちを表す
• 目上の人に対して迷惑をかけてしまった場合などに「申し訳ない」という気持ちを表す

また、人と話すときにクッション言葉のようなものを挿入するとコミュニケーションが円滑になります。ビジネスの場ではよく利用するのではないでしょうか？

そもそも「恐れ入ります」の「恐れ」という言葉は「あなたには敵わない」という意味があります。言い換えれば、相手に対してへりくだった言い方です。

目上の方には、へりくだった言い方をするのが一般常識となっています。ですので、「恐れ入ります」という言葉は目上の方に利用しましょう。

ビジネスでの頼みごとは「恐れ入ります」という言葉は必須なものとなるため、正しい使い方を覚えることも重要です。　

では、恐れ入りますがの使い方について見ていきましょう。

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「恐れ入ります」はビジネスでは必須な言葉ということがお分かりいただけたと思います。

では、実際に電話やメール、会話の中でどのように使えば良いのでしょうか？
見ていきましょう。
 

電話での使い方

電話の場合、まず言葉遣いの前に時間帯や電話を掛ける場所についても注意しましょう。周囲が騒がしいとこであったり、自分の声が聞き取りににくい環境であることはマナー的にNGです。

また、時間帯は電話を掛ける相手の会社の業務時間を把握しておくことが大切です。それ以外の時間に電話を掛けることは迷惑になるため控えましょう。また、ランチの時間帯なども控えた方が良いでしょう。

では、どのように「恐れ入ります」を使うのか見てみましょう。

• お忙しいところ、恐れ入ります。私、〇〇会社の△△と申します。
  恐れ入りますが、〜様はいらっしゃいますでしょうか？

相手の忙しい状況をこちらは把握しているため、「今、お時間よろしいでしょうか？」と担当者の方が電話を受けてもらったタイミングで一言添えると、とても丁寧な表現になります。
 

メールでの使い方

メールでの使い方は、お礼の時よりも何か依頼する時に利用されます。依頼する側は最大限相手に対して配慮を加えたメールを送るのがビジネスマナーです。

• 恐れ入りますが、〇〇の件の調査よろしくお願い致します。

上記のような使い方を基本的にはします。

「恐れ入ります」は、自分に非がない時に利用する言葉です。

• 恐れ入りますが、〇〇についての納品は延長させていただきたく存じます。

ですので、上記のような表現は誤りです。 

こちらに非があるため、「大変申し訳ありませんが」というような表現が適切だと言えます。

「恐れ入ります」には、似たような表現が多いです。

 
上記のように、短縮された「恐縮です」や「大変畏れ多いことでございます」のような表現で表すことが可能です。

「恐れ入ります」を用いたコミュニケーションのシーンは様々です。

今回は代表的な例文をご紹介します。
 

感謝

• この度は弊社へご足労いただき誠に恐れ入ります
• ご尽力くださいまして、誠に恐れ入ります
• とんでもございません、こちらこそ恐れ入ります

上記のような、感謝・謙遜をする時に「恐れ入ります」は有効活用できると言えます。
 

電話

• 恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか？
• 恐れ入りますが、どのようなご用件でしょうか？
• 恐れ入りますが、〇〇の案件進めていただけますようお願い致します。

など、基本的に電話対応の時は、相手の名前を伺ったり、どのような目的で電話を掛けているのか、確認する作業も含まれてます。　

きちんと使いこなせるようになりましょう。
 

ビジネスメール 

• お忙しいところ、恐れ入りますが何卒よろしくお願い致します。
• 以下、長文となり恐縮ですが、ご確認お願い致します。
• 恐れ入りますが、何卒ご確認お願い致します。

基本的、ビジネスメールの場合は案件の依頼や、確認などのやり取りが多くなります。　

その際に、メールが長文になってしまうことや、確認してほしい箇所を見てほしい時に「恐れ入ります」は重宝します。相手を高めるメールを送信する必要があるため、「恐れ入ります」のようなクッション言葉は欠かさず挿入するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか？

今回は「恐れ入ります」の意味についてご紹介しました。　

「恐れ入ります」という言葉は、ビジネスシーンだけじゃなく、日常でも利用することもあります。コミュニケーションの手段としてクッション言葉は会話を円滑にさせることが可能です。

ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか？