結婚相手に求める年収は？理想と現実との差や年収を上げる方法を解説

女性が結婚相手に求める年収は、どのぐらいだと考えている人が多いのでしょうか。

内閣府の令和元年版 少子化社会対策白書による調査結果を、女性が結婚相手に求める年収をランキング形式にまとめると、下記のようになります。

• 1位：わからない
• 2位：500万円〜600万円未満
• 3位：400万円〜500万円未満
• 4位：300万円〜400万円未満
• 5位：600万円〜700万円未満

最も多いのが「わからない」という結果でした。

結婚した経験がなければ結婚後にかかる費用がわからないため、わからないと回答している人が多いと考えられます。

また、女性の多くが結婚相手に300〜700万円程度の年収を求めていることもわかります。

日本人の平均年収、約461万円であることから、一部の女性は平均以上の年収を求めている結果となりました。

求める年収の理想と現実

上記では女性が結婚相手に求める年収の理想がわかりました。

女性が結婚相手に求める年収と男性の実際の年収は、下記の通りです。

「わからない」の次に多かった「500万円〜600万円未満」は、調査対象のうちの約7.7％のみです。

需要と供給が重なるのが300万円〜400万円未満であり、400万円以上の年収がある人は下がり続けていることがわかります。

引用：内閣府令和元年版 少子化社会対策白書

以上の結果から、女性が結婚相手に求める年収は理想以下であり、結婚相手の条件にするなら300万円〜400万円未満が適切だと言えるでしょう。

ここで、JobQ Townに寄せられた質問もご紹介していきます。

結婚相手の年収はいくらが理想ですか？

23歳女性です。
結婚するにあたり、男女ともにパートナーに求める年収はあるのでしょか？

私の考えとしては、楽しく暮らせることができればいいので相手に求める年収は特にありません。

私はもし理想の年収があり、理想の年収相手の方と結婚をしなかった場合、自分ががんばれば良いとも考えているのですが…
自分の考えや周りの環境も変わると思うので少し将来に不安を覚えたりもします…

他の方はどう考えているのか気になるので 男性女性、性別は問いませんので参考までに皆さんの考えをうかがいたいです。

都内で子供2人の4人家族を想定すると、そこそこ切り詰めて以下のような感じではないでしょうか。

家賃　15万円
食費　8万円
雑費　2万円
保険　2万円
光熱費　3万円（戸建だと6万円）
通信費　2万円
子供塾…続きを見る

年収と結婚について悩むかたもいるでしょう。

年収と結婚の関係については 年収300万は結婚できない？女性に相手にされないって本当？ や 年収400万の女性は結婚できない？理由をもとに結婚しやすい男性の特徴も解説！ でも詳しく解説しています。

反対に、男性が結婚相手に求める年収はどのぐらいだと考えている人が多いのでしょうか。

内閣府の令和元年版 少子化社会対策白書による、男性が結婚相手に求める年収に関するデータを参考にすると、女性と比較しても男性が結婚相手に求める年収は低いことがわかります。

また「収入は関係ない」と考えている人が最も多いこともわかるでしょう。

現在は、共働きや夫が家庭に入る専業主夫という考えも一般化しつつあります。

しかし、男性が結婚相手に求める年収が低いことを考えると「男性が稼いで女性は家事をする」という考え方が根強いのかもしれません。

彼氏の年収はいくらが理想？確認の仕方や年収別の生活シュミレーションをご紹介 のような、彼氏の年収に関する記事もぜひ参考にしてみてください。

求める年収の理想と現実

男性が結婚相手に求める年収の理想がわかりました。

内閣府の令和元年版 少子化社会対策白書によると、男性が結婚相手に求める年収は女性と同様に理想以下となっています。

ただ、女性が結婚相手に求める年収の場合「500万円〜600万円未満」では、15.2％の差がありました。

男性の場合は最大でも12.9％と、理想と現実より差は小さいでしょう。

以上のデータからもわかる通り、男女ともに結婚相手に求める年収が現実よりも高いことがわかります。

結婚相手の条件を決める場合には、理想よりも少し減らした状態で考えてみることが大切です。

男女別の結婚相手に求める年収を解説しましたが、女性よりも男性の方が結婚相手として年収が重視される傾向にあります。

つまり、結婚する上では年収が大きな要素となりうるということです。

結婚相手の条件に当てはめやすくするためには、相手にばかり年収を求めるだけではなく、自分自身の年収を上げる必要もあるかもしれません。

次の章では、年収を上げる4つの方法について解説します。

女性が結婚相手に求める年収を達成するためにも、下記4つの方法を試しましょう。

• 社内で昇進を目指す
• 会社に昇給の交渉をする
• 副業を始める
• 転職する

結婚はお金だけが全てではありませんが、生活するだけでなく様々なライフイベントのたびにお金は必要です。

年収が高ければ結婚相手として選んでもらえるわけではありません。

結婚後に不自由ない生活を送るためにも、年収を上げることをおすすめします。

社内で昇進を目指す

年収を上げるためには、社内での昇進を目指すのもいいかもしれません。

社内で昇進して出世することができれば年収が上がる可能性があると考えられます。

さらに管理職まで昇進すれば、基本給もアップするため大幅な年収増加が期待できます。

役職がついている場合とついていない場合の給与の違いは、厚生労働省のデータも参考にしてみましょう。

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査　結果の概況」によると、男女共に役職についている方が年収が高いことがわかります。

特に、部長クラスになると男女両方とも500万円を超えるため、結婚相手としても十分な年収を得られるでしょう。

会社に昇給の交渉をする

会社に昇給の交渉をすることでも、年収をアップさせられる可能性があります。

仕事内容に見合っていなかったり、評価に納得がいっていなかったりする場合は、受け入れてもらいやすいでしょう。

しかし、やみくもに交渉をしても年収が上がるわけではありません。

現状とどこに不満を抱えているのかを伝えた上で、どのように改善して欲しいのかを伝えましょう。

上司へ依頼する場合は、自分の成果が相談内容と見合っていることが重要です。

自分の成果が相談内容が見合っていないと、トラブルになる恐れもあるため注意しましょう。

副業を始める

副業を始めることで年収を上げる方法もおすすめです。

副業で始めた場合、最初は稼げないかもしれません。

しかし、長期的に続けることで、月に数万〜10万円ほどの収入を得られる可能性もあります。

昇給で月数万〜10万円を上げようと思うと時間がかかることもありますが、副業の内容や成果によっては、昇進・昇給よりも年収を上げられるかもしれません。

副業をする際には、在宅でできるものがおすすめです。

在宅ワークなら、移動時間を考えずに仕事ができるため費用対効果を高められ、具体的には、WEBライティングやWEBデザインが初心者でも取り組みやすい職業として考えられています。

転職する

現在勤めている会社で昇進や昇給が見込めない場合には、思い切って転職してみましょう。

転職経験がないと「今の給料が妥当」と判断してしまいがちですが、転職すると思わぬ年収アップに繋がることもあります。

転職で年収を上げるためには、企業選びも大切にするのがおすすめです。

転職によって年収が上がりやすい企業の特徴は、下記の通りです。

• スキルを活かせる仕事
• 給与水準が高い企業
• 成果主義の企業

中でも営業のように成果主義の企業なら、頑張った分だけ年収を増やすことができるかもしれません。

自分自身のスキルや性格なども考えた上で転職しましょう。

年収が上がりやすい人の特徴としては、下記2つが挙げられます。

• 自己研鑽をする
• コミュニケーション能力を磨く

年収は勝手に上がるわけではなく、自分自身の能力を磨くことで年収が伴うケースが多いかもしれません。

終身雇用制度が疑問視されているからこそ、個々の能力が重要視されます。

年収を上げたい場合は、上記2つを徹底することが大切です。

自己研鑽をしている

年収が上がりやすい人の特徴として、自己研鑽をしていることが考えられます。

自己研鑽の方法としては、下記の2つが挙げられます。

• 資格を取得する
• 業務に係る勉強をする

特に、会社員として年収を上げるなら資格取得が効果的かもしれません。

昇給だけでなく転職時にも、資格の有無で年収は大きく異なります。

資格を取得する際には、比較的難易度の高い資格を選びましょう。

難易度が低い資格は、勉強期間も短く内容もわかりやすいものもありますが、多くの人が取得するため、希少性が低くなってしまことも考えられます。

時間をかけてでも、難易度の高い資格や仕事に直結する資格を取得した方が年収を上げられるでしょう。

おすすめの資格としては、下記3つが挙げられます。

• 日商簿記検定
• ファイナンシャルプランナー
• 宅地建物取引士

上記は、様々な業界で使用できる上に持っていて損はしない知識が多いため、取得難易度も高く、簡単に取得できる資格ではないかもしれません。

コミュニケーション能力を磨く

年収が上がりやすい人の特徴としては、コミュニケーション能力を磨いていることが挙げられます。

会社員として年収を上げるためには、昇進や適切な評価をしてもらうことが大切です。

適切な評価をしてもらうためには、同僚や上司と良好な人間関係を築かなければいけないときもあります。

中でも、上司と良好なコミュニケーションを築いておくことで、上司から引き上げてもらえる可能性が上がりです。

また、会社員以外の働き方としてフリーランスになる人も増えていますが、フリーランスの場合でも、コミュニケーション能力は重要です。

というのも、クライアントとのコミュニケーションがスムーズに取れていれば、仕事をもらいやすくなると考えられるからです。

さらに、1つの案件あたりの単価交渉もしやすくなります。

つまり、働き方に関わらず年収を上げたい場合はコミュニケーション能力を磨いておくことが大切です。

性別に関係なく、結婚相手に求める年収は現実よりも低い傾向にあります。

裏を返せば、年収を上げられれば、結婚相手に選ばれやすくなるということです。

また、年収を上げることは、自分自身のためにもなります。

例え、結婚を考えている人の求める年収になれなくても、自分自身の生活を豊かにすることは可能です。

年収が低いことが理由で結婚できないと考えている人は、この記事を参考にして、年収アップを狙いましょう。