
高校教師の平均年収はどのくらい?年代・都道府県別に解説
高校教師の年収は平均でどのくらいなのでしょうか?初任給や男女別、公立・私立別の平均年収を確認した上で、都道府県別・年代別・役職別などの平均年収を見ていきましょう。併せて高校教師が年収アップを目指すときのポイントや、高校教師の将来性についても解説します。
高校教師の平均年収
総務省の「令和5年地方公務員給与の実態」によると、地方公務員として働く高校教師の平均年収は720万円です。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は460万円のため、高校教師の平均年収は、全体平均より高いといえます。
経験年数別の平均年収も紹介します。
経験年数別の平均年収と給与所得者の平均給与460万円を比較すると、経験年数5年以上で全体平均より高い年収を得ています。
ここではさらに、高校教師の初任給や、経験年数別、男女別、公立・私立別の平均年収も見ていきましょう。
参照:
総務省|令和5年地方公務員給与の実態
国税庁|令和5年分 民間給与実態統計調査
高校教師の平均初任給
総務省の「令和5年地方公務員給与の実態」によると、高校教師の初任給の全国平均は21万3,204円です。
都道府県別の初任給を見ると、岡山県の21万9,600円が最も高く、東京都の20万1,900円が最も低くなっています。初任給の金額で比較すると、必ずしも地方が安く、首都圏が高い、というわけではないようです。
参照:総務省|令和5年地方公務員給与の実態
高校教師の平均年収【男女別】
高校教師の平均年収を男女別に見ていきましょう。
※平均年収は「平均基本給月額×16.5カ月(12カ月+賞与4.5カ月分と仮定)」で計算
※小数点以下切り捨て
地方公務員として勤務している高校教師の平均年収は、男女でそれほど大きな差はないようです。この結果から、女性もキャリアを中断することなく、働き続けやすい環境がある職場が多いといえるでしょう。
例えば東京都では、育児休業を「子どもが3歳に達するまで」取得できる制度としています。単に制度を設けているだけでなく、育児休業取得率は113.7%に達しており、育児休業を利用しやすい環境整備も十分行われているようです。
参照:
総務省|令和5年地方公務員給与の実態
東京都|東京都公立学校教員採用ポータルサイト|働く環境を知る
高校教師の平均年収【公立・私立別】
高校教師の平均年収を公立・私立別でチェックしましょう。「令和4年度 学校教員統計調査」によると、以下の通りです。
※平均年収は「平均給料月額×16.5カ月(12カ月+賞与4.5カ月分と仮定)」で計算
※小数点以下切り捨て
高校教師の年収は、公立・私立でそれほど大きな差はないようです。
ただし私立は学校ごとに給与の規定が異なります。独自の手当や賞与の規定を設けている私立では、公立と比べて平均年収がより高いケースがあるかもしれません。
参照:e-Stat|令和4年度 学校教員統計調査|都道府県別 本務教員の平均勤務年数 平均週教科等担任授業時数 平均給料月額
JobQ Townに教員の転職に関するQAが寄せられていたのでご紹介します。
教員から公務員に転職する事は可能でしょうか?
現在教員をしています。 家庭の事情で、都内に住んでいるのですが来年地方に引っ越す事になりました。 たまたま、そこの引越し先には学校が少なく教員は間に合っている状態らしく、希望の教科の担当が出来ないそうです。 そこで、市町村職員に転職を考えているのですが公務員は転職する事は可能なのでしょうか? 公務員から民間企業に転職可能と言うのは聞いたのですが、公務員から公務員は分かりません。 ご存知の方いましたらご回答お願い致します。
父が公務員です。 実際、公務員から...続きを見る
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