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保育士の少ない給与の実態と原因、将来性は大丈夫?

今回は、世論では低いと言われている保育士の給与の実態について記事を書きました。重労働に対しての賃金が見合ってないという保育士の声が多いです。一体、保育士の給与はいくらなのでしょうか?国は施策を発表しますが、どれくらいの効果があり将来的には保育士の処遇改善はどうなっていくのでしょうか。気になる方は読んでみてください!

平均給与はいくら?

今回紹介するのは保育士の給与の実態についてご紹介します。

まずは、このグラフをご覧ください。

           年齢別平均給与(保育士)


          (厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」)

こちらは、2017年の厚生労働省の職業別給与の調査結果から抜粋したものです。
この数字は私立保育園の平均であり、公立保育園の平均ではありません。

公立保育園は、自治体の給与によって給与が決まるので、初任給や働く地域によって
異なります。

この表を見て、「給与が安い」、「これは妥当」など人それぞれ意見は異なると
思いますが実は保育士の給与は全職種の平均よりも11万も低いのです。

世論では、給料の低さを国に訴えることが多いです。

なぜ国に訴えかけるのでしょうか?

理由は、保育所の収入は「公定価格」と言って、補助金によって成り立っています。
また保育所は福祉施設であり、貧富の差に関係なく利用できるようにするため
収入の低い家庭には保育料を補助金でカバーします。

逆に収入の高い家庭には上限はありますが、それなりに保育料を払ってもらう仕組みに
なっています。

つまり、貧富の差を無くすために調整をして運営しているため収入額というのは
決まってしまいます。

また税金で行う事業ですので、どんなに頑張っても利益額は一定程度しか出ません。

保育士給与は他の業種の平均よりも低いままになってしまうのです。

 

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重労働なのに対価は低い?

現場で働いてる方達は、現場の給与では満足できないという方が大半です。

なぜなら保育士というのは、子供の命を守ることが一番の責任です。
一瞬たりとも目を話すことはできないでしょう。

常に重い責任を背負っている職業なのです。

また激務でもあります。
保育士の実労働時間は1日8〜10時間です。

しかし実労働時間の定義は、子供を預かっている時間が保育士の勤務時間となっているため
運動会やイベントの準備時間は勤務時間外と見なされてしまうことがあります。

残業面では、1ヶ月平均4時間です。
意外と少ないと思った方も多いのではないでしょうか?

しかし実態は、サービス残業も含めると平均40〜60時間と大幅に
増加してしまいます。

保育園の収入は限られているため支払える残業代が足りないのが原因です。

これだけ働いていても、低収入ではモチベーション低下にも繋がり保育士の離職者が
後をたちません。
不満が募るのも無理はありません。

現状を打開すべく国の給与改善への施策とは?

2017年2月に政府の方から保育士給与改善案が出されました。

それは全ての保育士を対象に月6,000円アップです!

元々2015年にも子ども子育て新制度において、約9000円の処遇改善
を行なっていました。

そして今回、それに更に2%上乗せを行うことを発表しました。

また、保育士の平均勤続年数8年、つまり中堅の手前で退職してしまう方が多数でした。

そこで、主任になる前の段階に「副主任保育士」と「専門リーダー」職を新設。
この人たちを対象に月額4万円の処遇改善が行われます。

新しくキャリアアップ研修のできる仕組みが創設されました。

  1. 乳児保育
  2. 幼児教育
  3. 障害児保育
  4. 食育/アレルギー
  5. 保健衛生/安全対策
  6. 保護者支援/子育て支援
  7. 保育実践
  8. マネジメント

上記の8分野の研修を受講できます。

副主任保育士や専門リーダーになるためには、

  • 経験年数概ね7年以上
  • 4分野の研修を受講する
  • 保育園が公式に発令を行う 

などの条件があります。
また、上記の役職を貰える数は園の中の保育士全体の概ね3分の1です。 

また職務分野別リーダーも新設されます。

これは経験3年以上の方の一部に、給与が5,000円アップされます!
これも園の中の保育士の概ね5分の1です。

東京都では、都のキャリアアップを2.1万円上乗せを行うと発表しています。

これらの対策により、平均月給が約25万円まで行くことが予想されます。

将来的にも給料は改善されていく?

政府の今回の処遇改善は他の業種の平均給与額と
比べると、十分な額ではありません。

ですが、良い方向に改善され平均給与額も上昇することは確かです。

もっと改善されるべきなのは、地域格差です。

東京都が2.1万円の処遇改善を引き上げたことにより、地方自治体で働いている
保育士との間に格差ができてしまいます。

そんなとこに千葉市が保育士給与を月3万円増額すると発表しました!
2017年10月から3万円上乗せを実施するとのことです。

また、千葉県の四街道市は待機児童対策として、保育所を3ヶ所整備し
2018年4月から98人を受け入れると発表しています。

ここで注目なのが、保育士の待遇改善です。
四街道市によれば、保育士の宿舎の家賃補助など2018年度までに始める
方針だそうです。

給与以外のサポートも始まってきています。

このように地方自治体でも処遇改善の施策も好スタートをきり
将来的にも様々な処遇改善がされるのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は保育士の給与の実態ということで記事を書きました。

課題の多かった保育士の処遇改善問題ですが、今回取り上げた行政の取り組みに
よって少しでも働きやすい環境につながればと思います。

保育士の心の余裕は、子供達に対しても良い意味で余裕を持って
接することができ、より質の良い保育ができるのではないでしょうか。

また、保育士についてもっと知りたいという方がいましたら、
ぜひこのサイトの QAを利用してみてください!

実際に保育の現場で働いている方から回答が貰えるかもしれません。

 

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