
金融業界の魅力とは?実際の銀行員に3つの魅力を聞きました
銀行や信用金庫など金融業界は就活生から非常に人気が高いです。しかし、金融業界を魅力的に感じる人が多いのはなぜなのでしょうか。実際の就職、転職の前にその業界の魅力について熟知しておくことはかなり重要です。今回の記事では、金融業界の魅力や、銀行員に聞いた金融業界の実情などを詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
金融業界の市場動向
一口に金融業界といっても、業種および職種は様々です。
銀行は金融業界を代表するものですが、他にも保険会社、証券会社も金融業界に属します。
他にも金融業界に属する業種は様々であり、一つとして同じ仕事はありません。
銀行だと三井住友やみずほ、三菱東京UFJのメガバンク、証券会社なら野村證券、生命保険会社であれば明治安田生命、カード会社は三井住友カードが代表的ですね。
このように非常に細分化されている金融業界ですが、業界全体に共通するのは「お金を扱う仕事である」という点です。
そもそも金融とは「資金余剰者から資金不足者へ資金を移すこと」を指します。
自分が目指しているものが金融業界にあるか否かを見失ってしまった場合は、金融の根本的な定義から将来の職業を考え直してみてください。
様々な業界が2008年のリーマンショックにより大きな影響を受けましたが、金融業界も同じです。
しかし、リーマンショック後、金融業界は右肩上がりで成長を続けています。
金融業界は、景気が良くなり、お金の動きが活発になればなるほど市場規模が増大する傾向があります。
日本の景気動向が回復に向かっている現在、金融業界はどんどん活発になるでしょう。
金融業界の魅力
それでは、金融業界の魅力をみてみましょう。
金融業界は給与の高さが魅力
金融業界の初任給は会社により様々です。
しかし、全業界の平均と比較すると高い傾向にあります。
これは金融業界が従来から優秀な人材の獲得に資金をかけてきたためです。金融業界の平均年収は他の業界よりも高いのが特徴です。
平成27年から平成28年にかけての野村ホールディングス株式会社の平均年収は1,515万円であり(出典:https://gyokai-search.com/4-kinyu-nensyu.html)金融業界の平均年収の高さを物語っています。
▶︎ 野村ホールディングスの30代でもらえる年収について教えて下さい!
また、金融業界は平均年収が1,000万円を超えている企業が多いことがわかります。
金融業界に属する大手企業では、30代で年収が1,000万円を突破することも珍しくありません。
メガバンクでは安定性も評価
金融業界と一口にいっても、銀行や保険会社、証券会社など様々。
銀行だけ取り上げても、メガバンクや地方銀行、信用金庫などいくつかに分類されます。
金融業界といえば、大手メガバンクのイメージで安定した業界という印象が少なからずあるのではないでしょうか。
近年では金融機関の統廃合が進んだり、その中でリストラが行われていたりとそれほど安定性があるとは言えません。
国内大手メーカーも昔は安定した大企業の代表でしたが、近年それが変わってきているのと同じ状況と言えるでしょう。
外資系の金融機関では給与面での条件も悪化しており、さらにはリストラや東京オフィス自体の撤退も少なくない状況です。
とはいえ、まだまだメガバンクはまだまだ安定していると言っていいでしょう。
外資系では実力主義な点も魅力
金融業界といえば、外資系金融機関の「高い給与」「激務」「実力主義」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
外資系金融機関では、やはり実力主義で腕一本で挑戦できるのが魅力や面白さと言えるでしょう。
外資系金融機関ではインセンティブ給として、ベースの給与に加えて仕事の成果に応じて給与を支払うシステムが取られているケースが多いです。
たとえば、世界最大の投資銀行として知られるゴールドマン・サックスでは平均年収が1,200万円以上と言われており、投資銀行ではないもの日本のメガバンクの平均年収約800万円と比較しても大きな差があります。
もちろん成果がでなければクビをきられることもあることは承知ですが、実力主義で成果を出せば給与に反映される外資系金融機関は、ハイリスク・ハイリターンな仕事として面白さがあるのではないでしょうか。
こちらも参考:
三井住友、三菱東京UFJ、みずほの年収は?メガバンク3社の年収を比べました!
金融業界の魅力【口コミ】
前章では金融業界の魅力について詳しくご紹介してきました。
ここからは、実際に金業界で働く方が思う金融業界の魅力についてご紹介していきます。
三菱UFJ銀行など、金融業はなぜ人気なのでしょうか?
18年卒の就職人気企業ランキングで、上位2位はみずほフィナンシャルグループと三菱UFJ銀行でした。
金融業の中でも特にメガバンクはみんな名前も知っており大手で安心、という気持ちもわかるのですが給料がそこまで高いわけではない(?)し、辞める人も多いと聞くので何故これほどまでに人気なのか分かりません。
リーマンショックなどの大不況が起これば真っ先に打撃を受け倒産の可能性が高いのも金融業だと思うので、大手とは言ってもかなりリスキーな気もします。
金融業界が人気を集める理由は何かあるのでしょうか?
都市銀行(メガバンク)に勤めている者です。
まずそのランキングが第一志望の会社ランキングなのか、それとも応募者数なのかが疑問なところです。
応募者数であれば上位に入るのは妥当ですね。
メガバンクには様々な職種があり採用数も多いので、就職先のリスクヘッジとして応募する方も沢山いらっしゃいます。
そして給料ですが、高いです。
確かに入行当初はメーカーや他の大企業勤務の方とあまり変わりませんが、勤続年数を重ねるとぐんぐんと基本給が増えます。
女性でも総合職なら・・・続きを読む
金融業界は就転職活動の際、リスクヘッジとして応募する人が多いため、全体の応募者数が底上げされているようです。
そのため、金融業絵画品等に人気かどうかは応募者数だけでは判断できません。
しかし、先ほども説明した通り、金融業界はかなり高い年収を稼ぐことができます。
銀行員の方の話によると、女性でも総合職なら9年目で1千万前後になるということなので、その年収の高さを魅力を感じ応募する人が多いのも事実でしょう。
また、金融業界の需要が尽きることはないため、「安定」という側面をみてもかなり魅力的といえます。
金融業界の将来性
金融業界の将来性はかなり高いといえます。
需要が尽きない業界ということもあり、現在でも多くの他業種企業が参入しています。
イオン、セブンイレブン、楽天などがその代表例でしょう。
また、近年では資金調達をWeb上で行うことができるWebサービスも増加傾向にあります。
そのため、今後も金融業界は発展を続けていくことが予想されます。
金融業界に就職するために必要なこと
金融業界に属する仕事は様々ですが、お金を扱う仕事であるという点は業界全体に共通します。
そのため、金融業界に就職するためには、数字に強くなければなりません。
また、細かな作業をミスなく素早く行うことのできる高いレベルの実務能力も求められます。
金融業界においては職種により、外部の人と接する機会が多い場合があります。
そのようなときに、人と円滑にコミュニケーションをとることができ、相手のニーズを的確に読み取ることができる資質は業界において重宝されるでしょう。
また、昔からよく言われることですが、金融業界に向いている資質の1つとして「お金を好きであること」が挙げられます。
これはより多くのお金が欲しいという意味ではなく、私たちが属する社会になくてはならないお金の性質を面白いと思えるか否かという意味です。
この意味でお金が好きな人であれば、金融業界の激務を駆け抜け、大きな達成感と成功を掴むことができるでしょう。
まとめ
以上のように、金融業界は今後も成長が期待できる業界であり、仕事に大きな達成感と成功を求めることができます。
また、金融業界といっても所属する会社により業務は千差万別です。
金融業界への就職を実現させるためには、業界全体の研究と共に個々の業種、職種および会社についての研究を怠るべきではありません。
本記事の内容で参考になった箇所があれば、是非、志望動機や面接の際に役立ててみて下さい。
様々な業務があり、非常に懐の深い業界であるため、どのような人物であっても情熱と明確なビジョンを持っていれば金融業界への門戸は開かれます。
皆様も勇気を持って金融業界への就職に挑戦してみてください。
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