
【研究者の就職】現状や就職すべき理由・おすすめ就職先について解説
この記事では、研究者になりたいと考えている人に向けて、研修者の就職事情やおすすめの就職先、研究者に就職すべき理由を解説していきます。研究者は求められる能力が高いため、就職の門は狭いと言われています。今回はそんな研究者の就職の現状を把握しつつ、就職するイメージを持ちながら読んで頂けると幸いです。
研究者の就職事情
この章では気になる研究者の就職事情を具体的に紹介していきます。
結論から言うと、研究者の枠は非常に限られ、また求められる応募資格・採用基準は非常に高いです。
また企業と公的研究機関・大学、どちらに就職を希望するかによって求められる学歴は異なるので注意してください。
ここでは研究者の就職事情の特徴を3つご紹介します。順に見ていきましょう。
1.研究者の就職は採用数が限られている
研究者の就職は採用数が限られているため、倍率が高いのが特徴です。
また任期付きのポストが増えている現状もあります。
応募者も知識・学歴ともにトップレベルの人材のため、狭き門であることは認識しておきましょう。
しかしこの狭き門を突破できれば、晴れて研究者になることができます。
2.企業の研究部門の就職は新卒修士が有利
企業の研究部門の就職は、新卒修士が有利です。
学部卒や博士号取得者の採用をしている企業もありますが、数としては少数です。
業界としては、食品、化学、化粧品、医薬、自動車などメーカーが研究開発の部署を持っています。
企業の面接では大学院で育んだ論理的思考、実績、知識、分析スキルなどをしっかりアピールしましょう。
雇用形態は正社員が中心です。
3.公的研究機関・大学の就職は博士号取得者が有利
公的研究機関・大学に研究者として就職するためには、博士号を取っておく必要があります。
なぜなら応募・採用の前提が、博士号取得者である機関も多いからです。
就職したとしてもいきなり正社員ではなく、「ポスドク(任期付き研究員)」から正社員の研究者になるパターンがほどんどです。
大学では「助手助教→講師→准教授→教授」という順でランクアップしていきます。
そこでランクアップをするには研究において優れた成果を出し続けることが、必要です。