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履歴書 中退

履歴書に中退を書かないのはNG?高校中退など理由別の例文もご紹介

大学や高校を中退している人は、就職・転職の履歴書に中退をどのように書いたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、履歴書に書く中退の書き方や、履歴書に中退を書かないことが学歴詐称に当たる理由を紹介します。また、日本全国の中退事情も厚生労働省のデータを元に解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

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履歴書に中退を書かないのはNG!学歴詐称に当たる場合も

履歴書に中退を書かないのは懲戒処分になる場合もある

履歴書に中退歴を書かない場合、懲戒処分になる可能性があります。

懲戒処分とは、従業員の企業秩序違反行為に対する制裁として行われる不利益措置です。

懲戒処分には以下の7種類が存在し、下に行くに連れて処分が重くなります。

  • 戒告
  • 譴責
  • 減給
  • 出勤停止
  • 降格
  • 諭旨解雇
  • 懲戒解雇

また、学歴詐称によって懲戒処分となった事例を紹介します。

Xは、昭和55年11月にYに雇用された旋盤工である。

Xは、大学中退者であったが、Yの採用選考時に提出した履歴書には、学歴を高卒と記載し、面接においても大学中退者であることを秘匿した。

また、Xは、採用選考当時、公務執行妨害等の複数の罪で起訴され公判係属中であったが(当時、Xは保釈中)、履歴書の賞罰欄には「賞罰なし」と記載し、面接においても、刑事事件で起訴されていることを秘匿した。

Xは、Yで就労を開始した後も、軽犯罪法違反や公務執行妨害罪で逮捕され、これにより欠勤が続いた。

Yは、この欠勤を契機にXの経歴を改めて調査したところ、Xの履歴書に虚偽記載があることを把握した。

Yは、Xの採用選考における経歴詐称、7日以上の無断欠勤などを理由に、Xを懲戒解雇した。

Xは、これを不服とし、雇用契約上の権利を有する地位の確認を求めて提訴した。

引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構

参考:独立行政法人 労働政策研究・研究機構 【服務規律・懲戒制度等】経歴詐称

履歴書に中退を書いても選考で必ずしも落とされ訳ではない

履歴書に中退歴を書いたからといって、選考で必ずしも落とされるとは限りません。

中退の背景には複雑な事情があることを、採用担当者も理解をしています。

また採用担当者は学歴よりも、自分たちの会社に見合った人材であるかを気にしています。

そのため、相手へ「いっしょに働きたいか」というあなたの魅力を、いかに伝えられるかが大切です。

 止むを得ない状況であれば理由を加筆するのはOK

やむを得ない理由であれば、中退理由を書いても問題ありません。

たとえば家庭の経済的理由や、病気によって学校へ通うことが難しくなった、などはしっかりと記載しましょう。

正直に伝えれば、中退という悪いイメージを払拭できる可能性があります。

また病気が理由の場合は、採用後に病気が原因で休んだり突然辞めたりしないか採用担当者は不安に思います。

そのため、現在も治療中かどうか明記しておくほうが無難です。

逆に、通学が面倒だったからなどのネガティブな理由で中退した場合は、理由を記載しない方がよいでしょう。

採用担当者にやる気がないと悪い印象を与えてしまう場合があるからです。

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