
【労働基準監督官の資格】倍率10倍って本当?試験内容は?
皆さん、労働基準監督官という職業についてご存知でしょうか。この記事では、労働基準監督官になるために合格必須の労働基準監督官採用試験について詳しくご紹介致します。また、労働基準監督官採用試験の難易度や、労働基準監督官の特徴なども解説致しますので是非参考にしてみてください。
労働基準監督官とは
労働基準監督官とは、管轄内における民間企業が、労働基準法やその他関連法に沿って運営しているかどうかを監督する職業です。
労働基準監督官の仕事内容
労働基準監督官の仕事内容のメインは「臨検」と呼ばれる作業です。
会社や工場、事業所まで出向き、労働基準法や各種関連法に沿った運営がなされているかどうかをチェックします。
その他、労働基準監督署に訪れた労働者の相談に乗るなどの相談業務を行います。
不当な労働条件の元で働かされている労働者からの相談は、労働基準監督官の使命を果たす上で大変重要なものです。
労働者と会社の間でトラブルがあった際、労働者の権利を守るために動くこともあります。
たとえば、「不当に給与を下げられた」「残業代が支払われない」「有給休暇を取得させてくれない」など労働者の権利を侵害するようなことが発覚した場合、労働基準監督官の出番です。
会社を大賞に、労働者に対して法律に基づいた待遇や対処を行うように指導します。
また、労働者や匿名の通報から得た告発に基づき、会社や事業所を抜き打ちでチェックするなどします。
労働局か労働基準監督局に勤務する
労働基準監督官は、基本的に労働局か労働基準監督局のどちらかに勤務します。
どちらに配属されたかによって多少業務内容は変わってきますが、「管轄内の法人が労働基準法とその他関連法律に基づいた運営をしているかどうか監督する」、「労働問題について会社に指導を行う」といった軸となる部分は共通しています。
ちなみに、労働基準監督官は、数年に一度に頻度で全国どこへでも転勤になる可能性があり、転勤に対応できない人には少し難しい職業です。
労働基準監督官の待遇は手厚い
労働基準監督官は国家公務員です。
したがって、他の公務員職と同じく待遇はかなり手厚いものとなっています。
労働基準監督官の給与は、国が定めた行政俸給表(一)に基づいて支給されます。
給与に加えて、住宅手当、交通費、家族手当、超過勤務手当、勤勉手当などが支給されるので、かなりの好待遇です。