税理士の平均年収はどのくらいなのでしょうか?世間では「現実は意外と低い」というような声も挙がっているのも事実です。そこで、今回は税理士の年収から女性税理士の年収、独立開業税理士の年収など幅広く解説していきます。税理士の年収に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によると、税理士の平均年収は683万円となっています。
※職業の区分として公認会計士も含めた数値となっていますのでご注意ください。
上記の年収の平均年齢は42.7歳であり、dodaの調査データのよると40代の平均年収は510万円なので比較的高い数値なのではないでしょうか。
それでは、ここから税理士やその年収について詳しく見ていきましょう。
そもそも税理士とはどのような仕事をするのでしょうか。
簡単に言うと、税理士はクライアントの税務処理の代理を引き受ける役割を担っています。
具体的には、確定申告書などの税務書類の作成や税務に関するカウンセリング、会計帳簿の記帳などの会計業務など幅広い業務に携わることができます。
税理士の仕事内容について詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
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※参考:賃金構造基本統計調査 都道府県×職種DB (2018年)
各都道府県によって税理士人口が違うためデータの量に差はありますが、日本の主要都市でそれぞれ平均年収を出しました。
独立開業している税理士の平均年収は3000万円ほどと言われていて相当な高収入ですが、小さな事務所から大きな事務所まで様々あるのでばらつきがあります。
また、似ている職業ではありますが、財務職と税理士でも年収の幅がかなりあるようです。
Q. 財務職と税理士だとどちらのほうが魅力的な職だと思いますか?
資格の難易度や勤務形態、安定性など、様々なことを考慮すると、どちらが魅力的かというのは年収だけでは判断しにくいようですね。
女性の税理士の平均年収はどれくらいなのでしょうか。
賃金構造基本統計調査のデータをもとにまとめてきましたのでご覧ください。
男性 | 女性 | ボーナス | |
20〜24歳 | 364万円 | 355万円 | 男性 75万円 女性 64万円 |
25〜29歳 | 418万円 | 480万円 | 男性 120万円 女性 35万円 |
30〜34歳 | 529万円 | 466万円 | 男性 174万円 女性 108万円 |
35〜39歳 | 568万円 | 734万円 | 男性 253万円 女性 157万円 |
40〜44歳 | 772万円 | 684万円 | 男性 264万円 女性 162万円 |
45〜49歳 | 762万円 | ーー | 男性 336万円 女性 ーー |
50〜54歳 | 463万円 | ーー | 男性 87万円 女性 ーー |
※参考:賃金構造基本統計調査
いかがでしょうか。
40代までは男女間の年収の差は感じられませんが、40代を超えてくると男性のボーナスの金額が高くなり女性を大きな差がつくことが確認できます。
これは、女性は育休や出産の都合上で昇進・昇格しにくくなることが原因として考えられます。
それでは、役職別の年収の相場について見ていきましょう。
独立開業している税理士と違い、一般企業で働く税理士は役職で平均年収が決まります。
ここからは、税理士の平均年収を役職別に解説していきます。
役職 | 平均年収 |
主任 | 約890万円 |
係長 | 約1,100万円 |
課長 | 約1,500万円 |
部長 | 約1,600万円 |
CFO | 約1,000〜2,000万円 |
企業に就職した税理士は、まずスタッフクラスから役職が始まります。
その後、勤続年数や個人の成果によって昇進しますが、平均年収は主任クラスで約890万円となります。
係長クラスになると、平均年収は1000万円を超え、経理部・会計部の部長になると平均年収が1600万円のピークを向かえます。
また、中小企業・ベンチャー企業のCFOの場合は、業績にもよりますが年収2000万を稼ぐことも可能です。
民間企業で働く税理士は、企業規模で平均年収が大きく変わります。
ここからは、企業規模別に税理士の平均年収を解説していきます。
企業規模 | 平均年収 |
大企業の税理士 | 約1,200万円 |
中企業の税理士 | 約1,000万円 |
小企業の税理士 | 約900万円 |
企業勤めの場合、給料は業績に左右されることとなります。
そのため、業績の高い大企業で働く税理士は平均年収1200万円ですが、小企業の場合は平均年収900万円程度に止まります。
調べていく中で多く聞こえてきた本音は、営業力というワードです。
税理士は一般的に税理士事務所で働いた後は自身で開業していくことが多いです。
理由としては勤務税理士ではそこまで高い収入を得られないからです。
世の中のイメージである税理士は高給で安定的なイメージがありますが、それは開業して安定的な顧客を得ている場合のみです。
税理士は世襲も多く、新規で開拓していくためには営業力が必須だという現実があります。
そういった意味で営業力が大事だというのが本音です。
また合格後は税理士会に入ることが必須であり、堅苦しさや息苦しさがあるといった声も聞こえてきました。
何より1番多い意見としてあったのは、合格して税理士までは安月給で過酷だということです。
これは、その他の専門性資格もそうですが、誰しもが通る道だと言えます。
税理士実態調査報告書によると、開業税理士の平均年収は約744万円です。
開業税理士はフリーランスの税理士のようなものなので、個人の能力・実績によって大きく年収も変わってくるでしょう。
人によっては2000万円以上の年収もごく普通にあり得るような世界です。
大手企業などに勤めていて、「実績残しているのに昇格・昇給しない」などの状況になったら開業税理士になる選択肢を考えてみると良いでしょう。
※参考:税理士実態調査報告書
いかがでしょうか?
今回は税理士の年収事情についてご紹介しました。
税理士は非常に難関の資格であり早い段階で目指し勉強していく必要があります。
調べていく中で合格までに6000〜8000時間を要したという声もありました。
単純計算で1日10時間の勉強を2年間やる様なものです。相当な強い意志がなければ続きません。
多くの方はその勉強期間中、税理士となることもそうですがその後の開業を見据えて頑張っている方が多いように思います。
税務のプロフェッショナルとして、また自身のキャリアアップを最高なものにするために日々勉学に勤しんでいます。
今後、社会がどのように変容しようとも税金のシステムは変わらないと言われています。
キャリアアップを図る方には是非オススメしたい資格の一つです。
エージェント名 | おすすめ度 | 特徴 |
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