【盛り上がるアイスブレイク】シーン別にネタを詳しくご紹介

緊張した空気を和ますためのアイスブレイクですが、初対面の人が多いという状況だからこそ気をつけるべきポイントもあります。

アイスブレイクの意味やコツを知ることで、より効果的にすることができます。

そもそもアイスブレイクとは

まずアイスブレイクの意味を確認しましょう。

アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う場で、その緊張を解きほぐすための手法を意味します。「ice-break」は「氷を壊す」ということで、「氷のように固まった雰囲気を和ませる」とビジネス用語では使われています。

盛り上がるアイスブレイクのコツ

その場を和まそうとすればするほど空回りしてしまう、というのもよくあることだと思います。

効果的で盛り上がるアイスブレイクのコツとして下記のポイントに留意しましょう。

• 面白くなろうとしない
  
  盛り上げようとして、必要以上に軽い口調をしたりふざけたりすると、周りが逆に声を出しにくくにあることがあります。アイスブレイクの最大のポイントは「リラックス」です。
   
• しっかり話を聞いて、しっかりリアクション
  
  緊張感の原因は「知らない・わからない」という不安です。「あなたの言葉がわかりますよ、伝わっていますよ」という姿勢を出すことで、相手に安心感を与えることができるのです。そのためには、とにかく「聞いている」という姿勢を見せることが大切です。
   
• アイスブレイクを意識しすぎない
  
  「アイスブレイクをしよう」と意識しすぎると、そのことが緊張感となって伝わってしまいます。いかにリラックスした空気感を生み出すかがポイントです。

新しいチームのオリエンテーションや新人研修、初対面の人たちとの会議など、緊張感だけが漂い、その場が円滑に進まないようなこともあります。

そういった緊張感で凝り固まってしまった場を和ますことが求められます。

そういう時の一手が「アイスブレイク」です。

絶対盛り上がるアイスブレイクのネタ

初対面同士が多く、緊張感で張り詰めた空間をほぐすためにおすすめしたい、簡単なアイスブレイクのネタをご紹介します。

• 「他己紹介」
  
  普通に自己紹介すると、緊張して静かな空気が続いてしまうものです。そこで、まずペアを組んでそこで自己紹介をし合い、その後全体の前でペアの相手の紹介をします。自分で話す内容を考える必要がないので、リラックスして話すことができます。
   
• 「実は＋自己紹介」
  
  自己紹介の最初に「実は」という言葉を入れます。「実は左利きです」といった何でもないようなことでも、気軽に共有することで、その場の空気は軽くなります。
   
• 「ヒーローインタビュー」
  
  得手不得手が出る可能性はありますが、確実に盛り上がるのが「ヒーローインタビュー」です。インタビュアー役がヒーロー役の成功体験を聞き出すことで、その人の強みを知ったり、それにリアクションをすることで、場全体が盛り上がります。

大人数のワークショップやセミナーでは、初回は特に緊張感で参加者の表情がこわばっていることもよくあります。

その人数が大きくなればなるほど、その空気をほぐすのに苦戦しそうですが、そういうときこそアイスブレイクが活用できるのです。

大人数におすすめのアイスブレイクのネタ

大人数の場で使えるおすすめのアイスブレイクのネタをご紹介します。

• レフト/ライト/アザー
  
  これは演劇などの捜索現場のアイスブレイクでも多用されるネタです。円形になって座り、左の人を指すときは「レフト」、右の人を指すときは「ライト」、それ以外の人を指すときは「アザー」と言って、指されたらランダムに別の人をレフト・ライト・アザーのどれかで指します。簡単に聞こえますが、右左を間違えたり、自分が指されていると気付かず止まってしまうなど、一気に場が盛り上がります。
   
• 妄想自己紹介
  
  順番に有名人や架空の人物になったつもりで自己紹介します。最初に誰になりきるか伝えてもいいですし、最後まで言わずに、他の人に当ててもらうゲーム方式にしてもいいです。自分のことではないので、人前で話すのが苦手な人も話しやすく、緊張感を払拭できます。

会議や商談の場といった距離感が近い空間では、緊張感は一層増します。

そういう場合でも、アイスブレイクを使えば円滑に話を進められる空気作りが可能になります。

緊張した雰囲気におすすめなアイスブレイクのネタ

初対面の営業の商談など、緊張した雰囲気におすすめするアイスブレイクのネタには次のようなものがあります。

• まずは自分を知ってもらう
  
  先述した通り、緊張の原因は「不安」です。この不安感を払拭するためにも、まず自分を開示して知らせることが大切です。ここで、基本情報だけではなく、自分の特徴を伝えるようなネタ（変わった趣味がある、ニックネームの話など）で親近感を出すことがポイントです。
   
• 共有できる話題を話す
  
  初対面で共有できる話題を探すのは難しいですが、例えば訪問したのであれは最寄駅にあったお店の話や、その場にあるものの話すことで「共有」が可能になります。「話す」という作業がお互い流れ出すと、会話が自然に生まれるので、その場が円滑に進むようになります。

ビジネスの場でおすすめなアイスブレイクのネタ

社内の会議前などでは、効果的に議題を進めるために、事前のアイスブレイクで出席者の「声」を出しやすくすることができます。

その場をほぐすということで、是非試していただきたいネタをご紹介します。

• 1分時計
  
  会議前には特におすすめです。とても簡単で、目を閉じて1分間をそれぞれカウントし、1分経過したと思ったら目を閉じたまま手を挙げます。進行役は実際に1分経った段階で参加者にそれを伝えます。自身の感覚値と実際のズレを体感することで、会議中のタイムマネジメントを意識することができるという副産物もあります。みんなで同じことに取り組み、そこから気付くという作業もアイスブレイクに有効なポイントです。

どのような場でもその場の空気を和ます手法であるアイスブレイクのネタを用意しておくのは、ビジネスシーンでは特に役立ちます。

何よりも自分がリラックスして取り組むことがアイスブレイクでは一番大切なポイントです。