図書館司書の年収｜雇用形態別の給料・資格も解説

図書館司書の年収は、雇用形態・年齢・勤務先などによって異なります。まずは、平均年収・月収・ボーナスなどの基本情報を見ていきましょう。

図書館司書の平均年収・月収

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、図書館司書の平均年収・求人賃金・平均年齢は次の通りです。

• 平均年収：約551万円
• 求人賃金（月額）：約18.4万円
• 平均年齢：41.6歳

求人賃金はあくまでも採用時の月収です。勤務年数を重ねれば基本的に月収も上がっていくと考えられます。

また、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、2023年における給与所得者の平均年収は約460万円です。図書館司書の年収は給与所得者全体の平均に比べ、100万円近く高いことが分かります。

参考
：図書館司書 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET））
：令和５年分　民間給与実態統計調査｜国税庁

図書館司書の初任給・ボーナス

図書館司書としての働き方にはさまざまなパターンがありますが、ここでは公立図書館や公立学校で図書館司書として働く場合の初任給を紹介します。

公立図書館や公立学校の職員として働く図書館司書は、身分上は地方公務員です。「令和5年地方公務員給与の実態」によると、一般行政職・大卒・試験採用の区分で都道府県に採用された場合、初任給の平均は19万966円となっています。

また、dodaが実施した調査によると、ボーナスの年間支給額の平均は月収の平均2.6カ月分です。前項で紹介した求人賃金（月額）約18.4万円を用いて計算すると、図書館司書のボーナスの平均は約18.4万円×2.6カ月=約47万円となります。

参考
：令和５年地方公務員給与の実態 P33 表―17 団体区分別、職種別初任給基準額
：ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】（冬・夏、年代別、職種別の賞与） ｜転職ならdoda（デューダ）