
【中小企業の退職金】計算方法から積立の仕組みまで詳しくご紹介します
中小企業の退職金はいくらほど貰えるのでしょうか?日本経済の停滞が顕著に現れれている今の時代、企業の4社に1社が年金制度を廃止するなど、労働環境が悪い傾向にあります。退職金も同様であり、約25%の企業が退職金がない状態です。なぜこのような事態に陥ってしまったのでしょうか?また、運用や積立はどのような仕組みになっているのでしょうか?今回は、中小企業の退職金についてフォーカスを当ててご紹介します。
503 |
目次
退職金はいくら?中小企業の相場について
東京都労働局と経団連の調査によれば、大卒で入社し、中小企業で38年間勤務した人の退職金の相場は1,383万円とされています。
ちなみに大企業とされている上場企業で38年間勤務した人の退職金の相場は2,357万円であり、企業の規模が違うだけで退職金の相場が1,000万円も違うことが分かります。
高卒と大卒の相場の違い
また、高卒の場合の相場は中小企業、大企業のいずれも大卒の退職金相場の90%程度とされており、中小企業の場合には1,100万円ほどが相場となります。
大卒と高卒の差も去ることながら、やはり中小企業と大企業の間にある1,000万円ほどの退職金相場の違いはあまりにも大きいといえます。
半分を年金で補うことを想定し、退職金から10万円ずつ生活費を捻出していくと仮定すると、中小企業の退職金が10年で底をつくのに対して、大企業の場合はその倍の20年間蓄えておくことができます。
大企業でも倒産するケースが珍しくなくなった昨今では、自分が勤めている企業の年金制度や経営状態は常に意識しておく必要があります。
退職金のランキングは以下記事よりご覧いただけます。