
退職予定の履歴書の書き方は?在職中に記入する場合のポイント
在職中に転職活動を行なっている場合、履歴書で退職予定の書き方を迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、在職中の履歴書の退職予定の書き方や、有給消化中と在職期間が短い場合の書き方などを紹介します。「現在に至る」の使い方についても解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
退職予定がある場合の履歴書の書き方
- ・【職歴欄】「在職中」もしくは「現在に至る」と記入する
- ・【本人希望欄】連絡先と応答しやすい時間帯を伝える
- ・【志望動機・自己PR】現在進行している業務を記入する
退職予定があって在職中の場合、履歴書の書き方を迷う方も多いのではないでしょうか。
履歴書は、履歴書作成時の就業状況を正しく書かなければなりません。
どのように記入していくのか確認していきましょう。
【職歴欄】「在職中」もしくは「現在に至る」と記入する
在職中に転職活動をしている場合は、職歴の最後に「在職中」もしくは「現在に至る」と記入しましょう。
「在職中」「現在に至る」と記入することで、応募先の企業に在籍中であることが伝わります。
企業が採用活動を始める際は「△月△日までに、◯◯ができる人材を×人募集します」と、明確なスケジュールを持って行います。
とくに中途採用の場合は、自社に必要な人材をできる限り早く採用したいと考えているでしょう。
そのため、応募者の就業状況は採用担当者にとって、非常に重要な要素となります。
履歴書を作成する時点で、退職予定日がわかっている場合は「在籍中」もしくは「現在に至る」の後に(◯◯年△月△日 退職予定)と記入します。
具体的には、以下のように記入すると良いでしょう。
【在籍中の場合】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20△△年 | △月 | 株式会社◯◯◯◯ 入社 在籍中 |
以上 |
【現在に至るの場合】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20△△年 | △月 | 株式会社◯◯◯◯ 入社 |
△△△部に所属。 | ||
現在に至る | ||
以上 |
【退職予定日がわかっている場合】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20△△年 | △月 | 株式会社◯◯◯◯ 入社 |
△△△部に所属。 | ||
現在に至る(◯◯年△月△日 退職予定) | ||
以上 |
さらに次の行に右寄せで「以上」と記入するのを忘れないようにしましょう。
また、職歴に「在職中」「現在に至る」などの記載がない場合、企業側は「離職中」と受け取ってしまう可能性があるので気を付けましょう。
【本人希望欄】連絡先と応答しやすい時間帯を伝える
まずは応募先企業とのコミュニケーションの方法を考えましょう。
在職中の場合、志望する企業から連絡が来ても、対応できる時間は限られています。
その点は採用担当者も理解はしていますが、何度も電話してもつながらない状況に陥ると、ネガティブな印象を持たれてしまうこともあるでしょう。
そして、採用担当者は採用後いつ入社できるのか、勤務はいつから可能なのかという点を気にしています。
例えば、新規事業の立ち上げや欠員を募集したりするために人員募集をしなければならない場合があります。
また、選考をスムーズに進めるためにも、連絡がとりやすい時間帯や連絡が取れない時間を履歴書の「本人希望欄」や「備考欄」に記入しておきましょう。
【記入例】
「現在在籍中のため、月曜日から金曜日の8時30分〜17時までは電話に出られない場合があります。
恐れ入りますが、メッセージをいただければ、折り返しご連絡いたします。」
注意点として、自分からの一方的な要求と捉えられないようにすることです。
「仕事をしているからこの時間に連絡してほしい」ではなく、「採用担当者の方に手間をかけさせたくない」「貴社に入社したいため、スムーズにコミュニケーションをとりたい」といった気持ちを、簡潔に表現すると良いです。
また、連絡を取るのが難しい時間帯が多くても、出来る限り早めに折り返し連絡しましょう。
「こちらから折り返します」と伝えることで、何度も連絡をもらうことがなくなり企業側の負担も軽減されます。
【志望動機・自己PR】現在進行している業務を記入する
退職予定のある在職中の「志望動機」「自己㏚」の書き方は、現在進行している業務を記入しても問題ありません。
記入するときに「◯◯しました」という過去形の表現では違和感があります。
その場合は「◯◯しております」と現在進行形で表現しましょう。