
【離職票とは?】離職理由の書き方やハローワークの利用案内について
離職票とは何でしょうか?これから転職・退職を考えている方にとっては必需品とも言える大事な書類です。離職票は、年金の手続きや扶養の手続き、失業保険・雇用保険などの手続きなど、必要性は高いです。様々な手続きもあるため、覚えておくべきことも多数あります。今回は離職票の書き方や、いつ手元に届くのか、など離職票について基本的な情報をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
離職票の離職理由は雇用保険に重要?
離職票の右側に離職理由を記入する欄があります。
離職理由が自己都合なのか、会社都合なのかによって、失業給付金の給付金額が変わってくる為、正しく記入する必要があります。
離職理由の書き方とは
離職票は基本的には会社が記入してから、退職者に送られてきます。
ですので、退職者がすることは、会社が記入した内容で問題がないか確認し、該当する項目にチェックを入れ、具体的事情記載欄には同上と記入するだけです。
ただし、会社の記入内容に問題がある場合は話が変わってきます。その場合はハローワークでの初回手続きの時に、正確な離職理由を伝えて対応してもらう必要があります。
自己都合か会社都合かで失業保険の扱いが変わってくる
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自己都合退職とは?
自身の転職・病気・妊娠・介護など、自身の意思によって退職をする場合がこの自己都合退職にあたります。
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会社都合退職とは?
会社側の経営不振によるリストラや倒産、また解雇などによって本人の意思とは無関係に退職を強いられた場合には、この会社都合退職にあたります。
この、自己都合退職なのか会社都合退職なのかによって失業保険での取り扱いが変わってくるため、これらの違いはしっかりと把握しておく必要があります。
転職の際にも、自己都合退職なのか会社都合退職なのかによって採用担当者のあなたに抱く印象も変わってくることもあるそうです。
また、稀に会社都合退職であるにも関わらず、勝手に内容が自己都合退職に変わっていたりすることもあるそうなのでよく注意して確認しましょう。
会社都合退職で起こるメリット
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失業手当(失業給付金)が早く受給できる
会社都合退職の場合、最短7日間で失業手当(失業給付金)を受け取ることができます。
自己都合退職の場合、3か月は失業手当(失業給付金)を受け取ることができないため大きなメリットといえるでしょう。
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失業手当(失業給付金)が長く受給できる
自分の加入している雇用保険の被保険者期間などによっても変わってきますが、自己都合退職では最大でも150日間しか失業手当(失業給付金)が受給できないのに対して、会社都合退職の場合では最大で330日間失業手当(失業給付金)を受給することができます。
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被保険者期間が1年未満でも失業保険を受け取れる
自己都合退職の場合ですと、1年間は保険料を支払っている必要があります。しかし、会社都合退職の場合だと被保険者期間が1年未満でも失業手当(失業給付金)を受け取ることができます。
会社都合退職のデメリット
デメリットとしては、会社都合退職であると転職に不利になってしまう可能性があります。
会社の倒産・経営不振などの場合であれば問題はないのですが、解雇となってしまうと就労態度不振、実力不足などさまざまなマイナス面を採用担当者が感じ取ることもあるそうです。
契約期間満了の場合
契約期間満了で離職する際は、退職者の雇用条件によって失業保険受給条件が異なってくるため、通常の場合よりも離職理由を詳しく記入されている為、誤りがないかをきちんと確認する必要があります。
確認すべきポイントは3点です。
- 本人に更新意志があったか
- 通算3年以上の契約期間があったか
- 直前の更新時に更新を確約されていたか
この3つのポイントがあっているかを確認した方が良いです。
もしわからなければハローワーク担当の方に確認してもらうが一番確実だと言えます。
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