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ロジックツリー とは

【ロジックツリーとは】例題を用いてわかりやすくご紹介します

ロジックツリーとは、どのような意味なのでしょうか?よく会社やビジネスでは、ビジネス用語を交えてコミュニケーションをとります。しかしながら、ビジネス用語を把握しておかないと、齟齬が起きたりとコミュニケーションが円滑にできない可能性があります。そのため、ビジネス用語はしっかり覚えておくことをオススメします。今回はロジックツリーの意味についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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ロジックツリーの意味を初心者でもわかりやすく解説

ビジネスの現場において「ロジックツリー」を利用する機会が増えてきています。

しかし初心者にとっては「何のことだか?」と首をかしげたくなるくらい難解なものでもあります。

ここでは課題の抽出や解決方法の模索、掘り下げなどに効果を発揮するロジックツリーについて、わかりやすく解説していきます。
 

ロジックツリーとは課題解決のための考え方の1種

ロジックツリーは数ある課題解決のための考え方の1つであるといえます。

ロジックツリーを利用することによって、「もれなく」「重複なく」(英語の頭文字をとってMECEと記載されることもあります)課題を分解していくことができます。
 

ロジックツリーは論理的に原因や解決方法を探せる

ロジックツリーでは、課題を分析することによって本質的な原因や解決方法を模索することができます。

1つの問題を小さな問題やトピックスに分解することによって、複数の視点から物事を俯瞰することができるようになるのです。
 

ロジックツリーとは考えを分解、整理すること

ロジックツリーの良いところは考えを分解した後整理しなおし、再度組み立てができる点です。

分解前には原因がわからなかった問題も、分解してみると意外と単純な複数の問題が絡み合っていただけということもあります。

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ロジックツリーの意味を例題を用いて徹底解説


では実際のロジックツリーでは、どのように問題や課題を分解していくのでしょうか。

実はロジックツリーと一言に行っても、3つの種類があるのです。
 

ロジックツリーには具体的には3つの種類がある

課題や問題点を分解していくときにはHow(問題解決)、Why(原因特定)のどちらかで分解していく必要があります。

分解方法がバラバラでは、重複や過不足が必ず出てきてしまうからです。

また、What(要素分解)で分解していく方法もありますが、この場合には問題解決ではなく物事の構造を示す場合に使われています。
 

「Why」「What」「How」の違いとは?

ではこの3つの『W』で分解していくときに出てくる違いは何なのでしょうか。

まずWhatで分解していくとその構造を示すことになります。Whatで分解していくのは、問題解決をする場合には向きません。

次にWhyで分解する方法ですが、この場合「どうしてそうなってしまったのか」というネガティブなロジックツリーになりがちですが、問題点が具体的になるため問題解決がしやすくなるというのが特徴です。

Howの場合には「どうすればできるのか?」というポジティブなロジックツリーになり、問題解決のための施策を出す際には重宝します。
 

具体的な例題を用いてロジックツリーを解説

【Whyで分解する方法】商品パッケージの破損という消費者クレームに対して、解決を図ろうとする際にはWhyで分解していく必要があります。

【問題点】商品が破れていた。

①(なぜ)向上のセンサーチェックで見落とした

②(なぜ)センサーの感度が悪かった

③(なぜ)センサーに汚れが付着していた


【解決方法】センサーの汚れを定期的にチェックするというように、理由を深堀していくことで解決方法を模索することができます。

【Howで分解する方法】なりたい未来に対して建設的な計画を練るためにはHowで分析していくのが良いでしょう。

【課題】商品の価格を10%上げたい。

①(どうやって)商品に独自性を持たせる

②(どうやって)昨年特許を取得した○○技術を利用する

③(どうやって)○○技術を使ったサンプルの作成を行い商品開発を行う。


【解決方法】○○技術を前面に押し出した商品開発・マーケティングを行うこのように、どうやったらできるのかということを深堀して模索することになります。

【Whatで分解する方法】情報や構造を整理する際にはWhatで分析することができます。

【構造を整理したい点】どのような部署が商品開発にかかわっているか。

①マーケティング

②(マーケティング部の下には)商品分析・開発支部

③(商品分析・開発支部の下には)商品開発部

④(商品開発部の下には)素材開発部


等というように構造を明確にすることができるため、就活で業界分析や企業分析を行う際などに利用することができます。

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ロジックツリーのメリットとは何があるのか?


ロジックツリーを作るのはなかなか頭を使う難しい作業のように思えます。

時間をかけても「机上の空論」では話になりません。

ロジックツリーを作るメリットはどのような点にあるのでしょうか。
 

モレや無駄を防ぐことができる

ロジックツリーを作っていくときに重要なことは「もれなく」「重複なく」という2点につきます。

情報を集めて精査していくことで、ロジックツリーの質は上がっていき、最終的に漏れや無駄を防ぐことができます。

いったんツリーを作り終わった後にも見直し「モレ」「重複」を確認し、万全を期しましょう。
 

解決策を具体的に実行可能にすることができる

解決方法が見つからないような複雑な案件も、問題点や課題を小さくしていくことによって実現可能なサイズに分解することができます。

分解後は具体的な解決方法をあてはめることによって「実現可能」となります。
 

比較的短時間で解決まで考えることができる

ロジックツリーを作る際には「Why」「What」「How」で分解していくことになりますが、何か月も時間がかかるようなものではありません。

普段行っている業務のロジックツリーを作成する場合には、比較的短時間で解決までの流れを作ることが可能です。

なお、1人よりも複数人で行うことで、時間短縮・質の向上が期待できるといわれています。

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ロジックツリーの作り方を徹底解説


ではロジックツリーの作り方をご紹介していきます。

是非参考にして、気になる問題を解決してみてください。
 

ロジックツリーに大事な「MECE」を意識する

「モレ」「重複」といういわゆる『MECE(メーシィ)』があるとロジックツリーの質は一気に低下します。

各階層にモレや重複がないかどうかを常に意識しましょう。
 

右に原因、左に解決方法を階層で分解していく

ロジックツリーではツリー右に原因、左に1層目の解決方法を記載するのが一般的です。

自分からロジックツリーを見たときに左側が原因で、右に向かって解決方法の分析が記載されているということです。
 

更に細かく分解していき、ピラミッド層を構築する

1層目の解決方法や問題点を記載したら、さらに細かく分析していきます。

すべて終わった時には、原因を頂点としてピラミッドのような層になっていれば正解です。

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ロジックツリーをツールで作るのに使いやすいのは?


じつはロジックツリーを作る際には手書きでなくてもかまいません。

専用のツールやソフトを使うと作りやすく、修正や削除も容易になります。

ここでは、ロジックツリーを作成するのに向いているツール3つをご紹介します。
 

Xmind

ロジックツリーを作成するのに便利なテンプレートがあって見やすいと定評があるのがXmindです。

有料版と無料版がありますが初心者にはまず無料版をお試しで利用してみることをおすすめします。
 

Excel「SmartArt」機能

ビジネスの現場で利用されることの多いロジックツリーですが、企業ネットワークの関係でソフトのダウンロードが制限されている場合も多くあります。

そのような場合気軽に試せるのがExcelの「SmartArt」機能です。
 

MindMeister

iphoneやiPadでも利用できるロジックツリー作成オンラインアプリが「MindMeister」です。

どこでも作業可能、他の人との共有もOK、見た目やプレゼンテーション性もよく、さらに3枚までは無料です。

Webベースでデータを保存するので、PCやスマホが重くならないというメリットがあります。

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まとめ

ビジネスの世界では新入社員から経営方針や戦略を考えている社長やCEOまでが利用しているといわれるロジックツリー。

ロジックツリーは頭の中だけで考えているとわからなくなってしまうような課題も、可視化することによって解決の難易度を下げてくし、資料として提示しながら相談すれば周りからの協力も得られやすくなります。

「問題解決方法を模索していくのが苦手」という人も、あきらめる前にロジックツリーを一度は試してみませんか?

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