【マインドセットとは】使い方や成功者の共通点をご紹介します

「成長マインドセット」「マインドセットの持ち方」など、近年よく耳にするようになったマインドセットという言葉。

あなたは明確にその意味を理解しているでしょうか。

企業で働くサラリーマンにとって、自社の「マインドセットの方向性」はとても重要です。

まずはマインドセットという言葉の正しい理解についてご紹介します。
 

マインドセットの意味

個人に対して「マインドセット」という場合には、これまでの経験や受けてきた教育、育ってきた環境などが生み出す「個性」を意味しています。

これが転じて、企業内でマインドセットといった場合に「社風」や「メインとなる会社の考え方や方針」のことを指します。

では「マインドセットを持つ」といった場合、どのように理解したらよいのでしょうか。
 

マインドセットを持つとは

企業で「マインドセットを持つ」というと、企業内方針、特にCEOなど会社のトップの思想が深く影響したものになります。

これまで形にしてこなかった会社の方針や思想を、方向性として認識することを指します。

一方、個人が「マインドセットを持つ」というと、自分の性格や方針に一貫した傾向を持つという意味合いを含みます。
 

マインドセットを行うとは

マインドセットを行うという場合には、これまであいまいだった自分の個性や思い、考え方などを標語にしたり、見える化することを意味します。

しかしながら、これまでと違った自分になりたいという場合には、これまで「スピード感をもって流行りのものに乗っていく」というマインドセットだったところを、「時間をかけて選択肢を模索する」という方向に転換するということも含まれています。

では、「マインドセット」という言葉を、使用例を交えながらさらに具体的に解説していきます。
 

マインドセットをわかりやすくいうと

マインドセットを単純明快に述べると、個人においては「個性や思考様式」、企業やビジネスにおいては「方向性や判断基準」ということになります。

では、このことを頭に入れながら例文を参照していきましょう。
 

マインドセットを使った例文

【例文１】これまで「自社本位」であったが「顧客本位」にマインドセットを転換した。

ここではビジネスにおける「マインドセット＝判断基準」を示しています。

企業が新商品やクレーム対応をする際の判断基準を「顧客のためになるかどうか」で判断することを示しています。

【例文２】自分のマインドセットに満足できずにいる。

ここでは個人における「思考様式＝マインドセット」として利用しています。現在自分がとっている思考様式（考え方）や個性に満足できていないということを表しています。
 

マインドセットを英語でいうと

マインドセットを英語で表記すると「mindset」で、個人や団体の考え方や意識、あるいは発想を示しています。

日本語のマインドセットという言葉と英語の「mindset」はほぼ同義といえるでしょう。

「change someone’s mindset（その人の考え方を変えさせる）」というように利用され、「US goverment changed their patent mindset.(アメリカ政府は特許への認識を変えた)」というような使われ方をしています。

企業あるいは起業において、マインドセットは非常に大切だといわれています。それはなぜでしょうか。

成功している人・企業のマインドセットとはどのようなものなのでしょうか。

マインドセットの重要性正しくマインドセットをするということは成功への近道だといっても過言ではありません。

それは会社や個人の方針が気まぐれに変わっていては、社会的信用を失います。

言うことがころころ変わる友人と長く付き合っていくことは難しいですよね。

では、成功者に共通するマインドセットとはどのようなものなのでしょうか。
 

成功者に共通するマインドセット

マインドセットの傾向を示す言葉として、「オープン・マインド」と「クローズド・マインド」という言葉があります。

「クローズド・マインド」は自分の意見や考えに固執し、新しいことにチャレンジしにくい性格を持っています。

一方「オープン・マインド」とは、新しいことを受け入れられるような革新的な考えを持っていることを言います。

もちろん成功者に多いのは「オープン・マインド」の人たち。

良いマインドセットと呼ばれるのもこの「オープン・マインド」傾向にあるマインドセットの事です。
 

なぜ良いマインドセットが必要なのか　

マインドセットをしておく必要がある理由は2つあります。

1つは前述のように方針や考え方がぶれていては社会的信用を失うためです。

2つ目の理由としてはマインドセットを行うことによって行動を変えることができるからです。

良いマインドセットは行動を良い方向に変えていきます。

行動をよくすると、成功に近づくための足掛かりになるのです。

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▶︎【マインドセットを成功させる】ルーティーンにするために必要なこと

マインドセットを変えたいと思っていても、性格や考え方はこれまでの成功・失敗経験や教育などによるもので、一長一短に変えられるものではありません。

それでもビジネス成功や、自らの成長のために、マインドセットを変えるにはどのような方法があるのでしょうか。
 

マインドセットの変革

マインドセットを変える場合には少々方向転換をする場合と、180度方向性を転換する場合があります。

「変革」といわれるのは180度、根本的に変化を求める場合です。

大きく変えるためには自分達の力だけではなかなかむつかしく、第三者の力も必要です。
 

マインドセットを変えるセミナー

マインドセットを変えるためにはセミナーに参加してみるのもお勧めです。

初心者向けから上級者向け、有料・無料など様々なセミナーがあります。

マインドセットに興味がある人が集まっていますから、自分のマインドセット仲間ができることは一生の財産になるでしょう。
 

マインドセットを変える研修

セミナーよりも研修のほうがより専門的なのが定期的に行われる研修です。

マインドセットを変えるには時間がかかります。

定期的に研修を受けることで、自分により良い方法を模索したり、嗜好の癖を修正することができます。

ビジネスにおいて、マインドセットと組み合わせて考えるべき事柄があります。

それは「スキルセット」と「コーチング」です。この二つの言葉とマインドセットの関係性は何なのでしょうか。
 

スキルセットとマインドセットの関係性

スキルセットというのは「その人が兼ね備えているスキルや能力」を指しています。

それに対してマインドセットは「心の持ち方や考え方」です。

スキルセットとマインドセットは車の両輪のような役割を果たしています。

オープンマインドで新しいことを積極的に吸収しやすいマインドセットであれば、スキルは後からついてきます。

しかし、上見の姿勢で自分の殻に閉じこもっていると、スキルは上がりません。

スキルが上がりやすいマインドセットをすることで、スキル向上とポジティブな考え方という成功者に必要な素養が出来上がるのです。
 

コーチングに必要なマインドセット

コーチングとは自分自身の課題を克服するためにコーチングのプロを雇い良い方向へと導いてもらえるよう内面的に指導してもらうというものです。

マインドセットは自らが主体的に行っていくものです。

コーチングではマインドセットがだたしくされていなければ効果は出ません。

オープンマインドで、コーチの言葉が響いてくるような状態で無ければ、コーチングを受ける意味がないのです。
 

起業家が持つマインドセットとは

では起業家はどのようなマインドセットを行っているのでしょうか。

言われたことだけをやるマインドセットになっていると仕事は入ってきませんので起業できません。

そのため「あれはどうか、これはどうか」と試行錯誤のアイデア出しを行い、検証が当たり前にできるマインドセットになっていなければなりません。

オープンマインドで知識や他の人の意見を吸収しやすい状態でありながら、自分のこだわりを一本もったマインドセットであることが求められます。

マインドセットは精神的な理論で、起業家だけでなく会社でビジネスマンとして仕事をしている人にも必要なものです。

この精神論なしには動きの激しい現代を生き延びることはできないのです。

生き生きと仕事をしている人は、誰の目にも魅力的に映ります。

ぜひ頭の片隅に「マインドセット」という概念を置いて生活してみてください。